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おまけEp お仕置き? ご褒美?
最終話の続きから―。
その夜。
ガチャと玄関の扉が開いた。
たまたまリビングに居て、その音が聞こえた星斗は、
「おかえりなさいっ!」
と、言って、玄関に向かった。
玄関に向かうと、仕事を終えて帰宅した眞門が靴を脱いでいた。
「おかえり・・・な・・・さい・・・」
眞門は靴を脱ぐなり、星斗の腕を引いて強引に抱き寄せると、いきなり、星斗の後頭部をホールドするように捕まえて、無理やり唇を奪いに来た。
「!」
えっ、なに・・・!?
星斗は突然、なにが起こったのか!?
唖然としながらも、眞門のされるがままを受け入れる。
口づけをやめると、眞門は星斗を後ろ向きにして、壁に押し付けた。
「え?!」
「星斗のせいで、今日の仕事に全然集中出来なかったじゃないか」
「へ?」
振り向こうとする星斗を眞門はまた、容赦なく壁に押し付ける。
「ひとりエッチであんな妄想してるだなんて、まるで、俺のPlayが下手くそだって言われてるみたいじゃないか」
「そんなことは・・・」
「Sh !」
「!」
「お仕置きだよ、星斗」
眞門はそう言うと、星斗のスウェットのパンツと下着を一気にずり下げ、尻を丸出しにした。
「!」
眞門はクンっと、星斗の首筋辺りで体臭を少し嗅ぐと、「ちゃんと言いつけは守って、体を綺麗にして待っていたんだね、良い石鹸の香りがするよ・・・お利口だから、今すぐ気持ち良くしてあげるよ」と、囁く。
そして、そのまま、スラックスのチャックをずらし、己の硬く大きくした分身を放り出すと、背後から星斗の尻に目がけて、いきなり挿入した。
「! イヤ・・・っ!」
「星斗、ほら、もっと、尻を突き出しなさいっ!」
眞門は星斗の尻臀を一発叩く。
「!」
「こうやって、俺にめちゃくちゃにされたかったんだろう?」
眞門はそう言うと、星斗の尻を容赦なく何度も何度も硬い肉棒で突き通す。
「! あ、イヤ・・・ごめんなさい・・・っ!」
「ごめんなさい、じゃなくて、もっと乱暴にして、の間違いだろう?」
眞門は非情な声でそう言うと、星斗の腰を自分の方へ更に引き寄せて、星斗の尻を突き出す格好を大胆にさせた。
「・・・あっ・・・ああ・・・っ、ダメ・・・知未さん・・・っ、そんないきなり・・・激しい・・・のは・・・ムリ・・・っ!!」
「星斗。これはご褒美じゃなくて、お仕置きなんだから。そんな甘えた声出しても許しあげないよ。俺に内緒でひとりエッチしてるなんて・・・悪い子だっ」
眞門はまた非情な声でそう言うと、星斗の尻を己の肉棒で何度もぶっ刺す。
「・・・あっっっ・・・ああっ・・・そこばっかり・・・同じところ・・・ばかり、イヤ・・・お願い・・・突かないで・・・っ、ああんっ・・・あ・・・ダメ・・・ダメ・・・知未さん・・・っ・・・もうイッちゃう・・・ダメっ・・・っ、許して・・・っっっ!」
「許すわけないだろうっ、イクのを我慢しなさいっ」
「無理・・・ダメ・・・っ、このままじゃ、廊下・・・汚しちゃう・・・っ」
「廊下をどれだけ汚すか、その痕を見て、自分がどれだけ下品な子か、反省しなさいっ」
眞門は容赦なく、星斗の尻を硬くした己の下腹部で責め続けた。
「・・・あああ・・・ああああんっ・・・ああっ、ああっああんー、ダメッ、・・・イヤっ・・・ムリッ・・・ごめんなさい・・・っ、あ、イク・・・イク・・・イク・・・っ」
星斗のペニスの先端から、だらりと白い体液が溢れ出すと、すぐに廊下に飛び散った。
それを確認すると、眞門は腰の動きを止め、星斗の顔を強引に自分の方に向けてせて、熱い口づけをくれてやる。
そして、唇が放れると、眞門は優しく微笑んだ。
「どうだった、俺からのご褒美?」
「・・・へ?」
「楽しめた?」
「・・・・・」
「星斗、こういうのを妄想して、ひとりエッチ楽しんでいるんだろう?」
眞門はひとつも悪気のない笑顔を見せる。
「・・・・・」
唖然とした顔で、何の反応も示さない星斗に、眞門は徐々に焦った表情へと変わる。
「・・・え、違うの? 後ろから俺に乱暴に犯されたいって言ってなかったけ・・・?」
「誰が、恋人にこんなことされたいだなんて妄想します・・・?」
「違うの!? 俺、てっきり・・・Subはこういうシチュエーションが好だってDom校で習ってきたから・・・星斗を喜ばそうと思って、頑張って演技してみたんだけど・・・」
純Normal育ちの星斗とDom校エリート育ちの眞門の育ちのズレがどうやら出てしまったようだ。
「もう、知未さんのバカっ! 俺、今夜のご褒美をどれだけ楽しみにして、体を綺麗にして待ってたと思っているんですか!」
「ごめん、怒んないでっ。そうだ、どんなシチュエーションを妄想してたか聞かせて。俺、もう一回やり直すから」
「もういいです! 俺はここを掃除します!」
星斗は両頬をぷくっと膨らますと、プイっと振り向いて、掃除道具を取りにリビングに戻っていた。
寺西先生が知未さんがモテないって言ってた理由が少しわかった気がする。
そう心でぼやく星斗。
「ごめん、星斗、機嫌直してよ~。掃除は俺がするからさ~」
星斗を幸せにしてやりたいと思う気持ちだけは人一倍な眞門なのだが、やはり、ダメDomの卒業からは時間がまだまだ掛りそうだった。
終わり。
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