2 / 118

第2話

この家に戻ってから1年半が経った。 僕の日常は。 朝、創士様と一緒に朝食をする。 調理は僕がする。 その間に創士様が珈琲を淹れてくれる。 その後、創士様は会社へ、僕は大学へ。 創士様は車で僕を大学へ送った後、会社へ向かう。 授業が終わった僕は電車で帰宅する。 早く帰れた日は、通いの家政婦さんの夕食の準備を手伝いながら料理を学ぶ。 それを創士様と一緒に食べる。 創士様は、時々、会食があるため、1人で食べることもある。 そんな日は、帰ってきた創士様と一緒に温かいミルクティーを飲む。 週末の夜は創士様の寝室で、時に夜が明けるまで互いを求める。 創士様に比べ体力がない僕は、よく途中で眠ってしまう。 そんな翌日目覚めると、いつも創士様は後ろから僕を抱きしめ眠ってあある。 僕の中に収めたまま。 「おはよう、柊」 「おはようございます、創士様……あっ…」 硬く大きくなった創士様が僕の良いところを刺激する。 「愛してる、柊」 「創士様、僕もっ……んああっ」 触れ合う肌に、今日も僕は創士様の傍に居る幸せを感じる。

ともだちにシェアしよう!