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第23話
バスルームでは、逢坂様に見られながら後ろの洗浄をした。
「僕にちゃんと見えるようにやって」
「うっ…んっ…」
羞恥で泣きたくなったけど必死に堪えた。
そうして、シャワーヘッドを外し、お湯を中に注ぎ込んで出すを3度繰り返した。
「そろそろかな?どれ」
「やめっ」
不意に孔を触れられ逃げようとしたけど、すぐに腰を掴まれて逃げることができなかった。
「まだ固いな。前も柔らかい」
「や、やめっ…んっ」
後ろから回された逢坂様の手が僕の中心を扱き、舌が僕の孔をなぞるように舐めた後、突き出してこじ開けようとする。
ざらりとした舌が触れられる感覚に、背中がゾクゾクして震える。
舌と一緒に指も侵入してきて、入り口を広げる。
「んっ、んっ、あっ…」
「うーん。これじゃあ、僕の入るまで時間が掛かるな」
「…ぁ…」
逢坂様の手が離れ膝をついて座り込む。
後ろでカパッと何かを開ける音がして振り返ろうとすると、ツプリと孔に何かを入れられた。
「ああっ」
「柊、これは気持ち良くなる薬だよ」
「あ、あ……あ、つい…」
逢坂様の指で奥に押し込まれると、薬が溶け出し当たった粘膜がジワジワと熱を帯びてきた。
そのまま少し中を弄られていると、お腹がすごく熱くなって力が入らなくなった。
「うん、柔らかくなってきた。じゃあ、ベッドに行こうか」
逢坂様はバスタオルでさっと自分と僕の身体を拭くと、ヒョイと僕を抱き上げバスルームを出た。
大きなベッドの中心にゆっくり身体を降ろされる。
「んあっ」
ジクジクと熱を持った後ろは、少しの刺激でも電気が走るような衝撃がくる。
僕の中心は反り上がって、更なる刺激を欲し出し無意識に膝を擦り合わせてしまう。
「腸から直接吸収したほうが効きが早いんだ。もう此処も気持ち良くなってきているだろう?」
「んあっっ!」
ツンと勃った胸の尖りを潰すように触れられると、衝撃に身体が跳ね上がった。
「ちょっと薬が強すぎたかな…」
「あ、やらぁ…、からだ、熱い…」
胸を触られただけで息が上がる。
擦り合わせている内腿は僕の中心から出た液体でヌルヌルした。
逢坂様は僕の頭の横にボトルを置くと、僕に顔を寄せてきた。
「あ……痕は…」
「付けないよ。君との約束だからね」
「ぁ……ん……」
唇に逢坂様の唇が触れる。
チュクチュクと啄むように僕の唇に吸い付く。
何度も甘噛みされた後、逢坂様の舌が侵入してきて、歯列を舐められる。
顎に手をかけ閉じている口を無理矢理開かれると、更に奥に侵入してきた。
上顎を舌で何度もなぞられると背中がゾワゾワして逃げたくて肩を押すけど、力が入らない腕ではのしかかる逢坂様は重すぎてビクともしなかった。
逃げきれず絡みとられた舌は、逢坂様の舌に何度も擦り合わされて、吸われては甘噛みをされた。
唇が離れても唾液が糸のように僕と逢坂様を繋いで、プツンと切れた。
「さあ、此処からが本番たよ。僕を楽しませてね」
僕の横にあるボトルを手に取ると、楽しそうに目を細めてそのキャップを開けた。
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