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第108話
隣の創士さんの部屋は、僕の部屋を出て歩いて7秒も掛かる。
今はまだ創士さんと僕の部屋を繋ぐドアがないから、今日は創士さんと手を繋いで部屋に入った。
バスルームでもたくさんキスをして、中まで綺麗にしてもらった。
早く欲しいのに「まだだ」と言われ、深いキスと後孔をかき混ぜられただけでイってしまった。
持て余した熱い身体は部屋に入りドアが閉まった瞬間からもっと熱くなった。
抱き上げられ、キスをしながらベッドで創士さんの膝の上で向かい合って座るとパジャマを捲られて胸の尖りを強く摘まれた。
「んーーっ!」
痛みよりも強い快感に背中が反った。
キスをしていた唇は下へ行き、胸の尖の根元をペロリと舐められた。
「んあっ……そう、し、さまぁ」
「ん?」
僕のパジャマを脱がしながらしつこく根元を舌でなぞるのに、その先端には当ててくれない。
もどかしくて身体を捩る。
「先っぽ……舐めて…下さい」
「ここも気持ちいいだろ?」
ざらりと当たる舌は確かに気持ちいいけど、触れてちゃんと欲しい。
「お、願い……創士、さま……」
「『様』じゃないだろう」
万歳状態でスポッとパジャマを脱がされて合った目は少し意地悪だった。
「そ、創士さん……お願い」
「よくできました」
「んああっ……あっ」
咥えられた左胸の尖りは口の中でコロコロと舌で転がされ、やわやわと噛まれる。
その動きに合わせて右胸の尖りを摘まれると、我慢できずに甘い声が漏れた。
それは創士さんにしがみついている僕のパジャマの下の中心からもトロトロと蜜が漏れた。
「ふっ、下もすごいことになっているみたいだ」
「や……だっ、て……」
「俺に触られているからか?」
頷くと右胸の尖りに噛みつかれた。
「あっ……ひやぁっ」
膨れ上がった中心に創士さんのものが当たって声が裏返った。
僕の中心に当たるそれは既に大きく硬くなっていて、擦られるだけでお腹がズクズクと疼いた。
それが早く欲しくて、尖りを咥える頭を離し創士さんに向かい合いパジャマのボタンに手を掛け脱がしにかかる。
そんな僕の耳を創士さんは楽しそうに舐め、僕のパンツの中に侵入した指は後孔の入り口をなぞって僕の邪魔をした。
やっとの思いですべてのボタンを外す頃にはパジャマの下はパンツごと膝近くまで下されていた。
簡単に押し倒され全てを脱がされると、ベッドサイドにあったローションを取り手に垂らす。
ドロドロに纏わせた指を再び後孔に当たるとツプリと中指が侵入してきた。
それはすぐ2本に増え、ゆっくりと解すように奥へ進むと僕のいいところを的確に刺激した。
「はぁっ、あっん……気持ち……あ、創士さん……あっっ、ダメっ」
慌てて手を伸ばしたが、その前に創士さんは僕の股に顔を埋め、その中心を咥えた。
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