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第10話
「お綺麗です。やはりこの着物に
して良かった」
薄いピンクがベースになっていて
色んな柄の花があった。
『男で、ピンクはちょっと』
「いいえ、そんなことありません。
本当にお似合いです。」
『歩いてみようかな』
慣れない洋服なので、歩きずらい。
すると、美樹は着物に躓いてしまい
ミカエルを押し倒す形になっていた。
『ごめんね、痛かった?』
「大丈夫です」
『何をしている!!』
声がした方を見ると帝が血相
を変えて立っていた。
『これは、事故なんです』
『言い訳など聞きたくない』
『ミカエル、部屋から出ろ』
「しかし・・」
『出ろ』
「承知しました」
ミカエルは渋々部屋から出ていった。
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