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第17話
「さぁ、皆さん本日の目玉商品です。
城から迷い込んできた男です」
そう男が言うと、美樹は手足を拘束
されたまま舞台に出された。
『んんー』
「声が聞きたいな」
一人の客がいった。
「分かりました」
男がいうと、美樹の口の布を
取った。
『あっ、いやっ、みないでぇぇぇ』
「何という、綺麗な声だ」
「触っていいかい?」
「はい。どうぞ」
司会の男がいうと、客が大勢
美樹の体目当てに来た。
『あっ、ダメぇぇぇ、やらぁぁぁ』
「感じやすいね。ここも、もう
パンパンになって」
客は、そう言うと美樹の秘部を
触った。
『あっ、いやぁぁぁ、らめぇぇぇ
イクぅぅぅ』
美樹は、媚薬の効果でいつもの倍
感じやすくなっていた。
「では、オークションを始めます」
「1000万」
「5000万」
『10億』
周りが静かになった。
理由はただ一つ。
この国の王がいるからだ。
『こいつは返してもらう』
聞き慣れた声がする。
『次、このようなオークション
をすれば、すぐ死刑だ』
王は、そう言ってその場を後に
した。
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