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第20話
『みか、ど。もう、赦して』
『まだだ。赦さない。
美樹、これを飲みなさい』
帝は、棚の奥から瓶を取り出し
美樹に飲ませた。
『体が熱い、熱いよぉぉぉぉ』
帝は、何を飲ませたのだろうか。
『お前の体は後少しで、女の
体になる。我の子が孕めるぞ』
美樹は信じられなかった。
自分が、女性になるなんて。
(怖い)
美樹はそう考えていた。
『いやっ、孕みたくない
孕みたくないよぉぉぉぉぉぉ』
『何を言っている。お前は我の
物だ。我の子を孕め。子が
私達の愛の形になる』
『帝の、ことっ、好きか
分からないぃぃよおぉぉ』
『何だと?お前は嫌いな人間
と交わる淫乱なのか』
帝が、血相を変えて言った。
(帝の事、僕は好きなのかな?)
確かに考えてみれば、オークション
で、触られた時はあれほど嫌だった
のに、帝に触られても、全然嫌
じゃない。やっと分かった。
好きなんだ、帝の事。
『帝、好きっ、だから
孕ませてぇぇぇ』
『分かった。最初だから
優しくしてやる』
帝はそう言うとゆっくり挿入
していく。
『あっ、気持ちいいよおぉぉ
もっと突いてぇぇぇ』
『もう、我も限界だ。
我が子を孕めよ』
帝は、子種を美樹に放った。
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