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ぶらこん

「伊勢ちゃんって次男なんだっけ?」 「ああはい。兄貴います。でも年離れてて、俺が中学ん時にはもう上京してましたね」 「いくつ離れてるの?」 「6コ上です」 「へぇ、そうだったんだ」 「俺あれですもん、コンドームはじめて見たの兄貴の部屋ですもん」 「あー、年離れてるとそういうのがあるよな」 「最初それが何につかうものかわかんなくて、これなに? って聞いたら勝手に触んなってぶち切れられました」 「そりゃそうだろ」 「俺が性に目覚めたのも兄貴のおかげですし」 「えっ!!?」 「兄貴が桂●和のアイズって漫画持ってて、それを読んで」 「あ、あぁ……そういう……びっくりした……」 「え? なんだと思ったんですか?」 「いや別に……」 「ベッドでそれ読みながらシーツに股間おしつけるときもちいいってことにはじめて気付いたんです」 「え!?」 「だから俺まんが読むたびにそんなことしてて、あの頃ってそれが恥ずかしいっていう感覚がないからやばいですよねー」 「えっちょっと待って、それいくつんとき?」 「えーっと……小4くらいですかね?」 「小4!?」 「えっふつーでしょそんなん」 「い、伊勢ちゃん小4でそんなやらしいことしてたのか……!」 「いやいや、そんなめずらしくもないでしょ」 「えーでも……いやでも! やっぱちょっとやばいよ! ちっちゃい伊勢ちゃんがちょっとえろい漫画読みながらそんなことしてるとか! いやいやいやだめだめだめ、やばいってそれは」 「……」 「しかも悪いことだとかまったく思わないでやってるんでしょ? 純粋な気持ちでさあ……そんなんやばいでしょ、いやーだめだよそれ、とんでもないな!」 「……」 「ん、どうした?」 「なんか犯罪臭がする……」 「えっなんで?」

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