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高岡さんの夢の話

「おはよ……」 「あ、やっと起きたんすか。早くしないと一限はじまりますよ」 「いや……ちょっとね……」 「どうしたんすか」 「ちょっとさー……やべーことがあったのよ……」 「なんすか」 「すっげーエロい夢みちゃった」 「まだ寝てるなら俺先にいきますよ」 「お前さぁ、ちょっとは興味持てよ」 「いやいや無茶言わないでください」 「彼氏がエロい夢見たって報告してきてんだぞ? 気にならないの? どんな内容だったか知りたくない?」 「いや別に」 「夢ん中ではラブホみてーなとこにいたんだけど」 「結局話すんかい」 「俺がベッドでごろごろしてたらバスルームから伊勢ちゃんが全裸のまま出てきて」 「しかも俺出てくんの……さいあく……」 「そのままベッドにあがってくるんだけどなんかすでにできあがった状態なのね」 「なんすかその酔っ払いみたいな表現」 「なんつうの? お前風呂場で何してたんだよ? ってくらいトロットロの状態で俺にまたがってきてさ」 「俺高岡さんの夢んなかでそんな扱いされてんすか……?」 「涙目で素股しながら早くおっきくして挿れてください、みたいなこと言われてさ。いやこっちはまだそんな戦闘態勢じゃねーよって思うんだけど、聞く耳も持ってくれなくてさ。何言っても早く、とか、ほしい、とか言われるだけで聞いてもらえないの。そういうの本当困るよな?」 「この話聞かされてる俺も今相当困ってますけどね」 「しょうがないから伊勢ちゃんの乳首とかいじって楽しもうと思ったんだけどさ、伊勢ちゃんほんっとにできあがった状態になっちゃってて、ちょっと触るだけでイっちゃったんじゃねえかなってくらい大袈裟な反応すんの。まじで。いや、人差し指で乳首の先っぽちょっとつついただけなんだよ? おさわりになるかならないかくらいなのに、背中そらせてすげー声出してさあ。わけわかんないだろ?」 「わけ、わかんないですね……エロ妄想聞かされてる今の状況が……」 「わき腹とかもちょっと触っただけで泣きながら喘いじゃってさ、そのままチンコ触ったらちょっと握っただけで身体びくびくさせながら射精しちゃってさー。なんでこんなえっちなの? って聞いたら泣きながら高岡さんのせいです、って言われて。いや知るかよって話じゃん。なんで俺のせいにすんの?」 「……なんで俺に聞くの?」 「でもやっぱ苦しそうにいれていれてって言ってるところ見てたらかわいそうになってきちゃってさ、ちょうどガッチガチになったやつぶちこんだら、伊勢ちゃんいれた瞬間にメスイキしちゃってさ。あんなにいれてほしいって言ってたくせに、すぐ身体起こしていられない状態になって」 「……なんか胃もたれしてきました、しんど……」 「上半身俺にくっつけるみたいに倒れこんできたから、下から支えたまま腰つきあげたら、頭ぶっとんじゃったみたいで声からして喘いでさ。挙句もうむり、やめて、とか言うんだけど俺からしたらここまで来てやめてはねえだろ、って話でさ。そっちからいれてって頼んできたんだからちゃんと責任とれよって言ってガンガン容赦なく腰振ってナカつきまくって」 「……」 「で、目が覚めて今」 「はいはい分かりましたからさっさと支度してくださいマジで遅刻しますよ時間ねえのになんでこんなくだらねえことに時間使っちゃったんだよ」 「そんでさ、たぶんなんだけどこれ夢精してるっぽいから先に風呂入ってきていい?」 「あーもうマジでなんなんだよ!!?」

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