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Q.相手の性感帯を教えてください

「乳首」 「でもそれは……みんなそうじゃないですか?」 「伊勢ちゃん弱いよなー、乳首」 「いや別に弱いわけじゃ、なんか感じるっていうか、普通に生活しててもちょっと痛いって思うんですよ。たまにTシャツの素材が合わないときとか」 「超敏感じゃん、すげぇな」 「だからあんましつこくされると痛いんです」 「でも前に乳首ずっといじってたらイったことあったよね」 「……それは高岡さんがしつこいから……」 「伊勢ちゃん弱いとこ多いよなー、太股も弱いもんな」 「太股……まあ、太股もくすぐったいですね」 「俺伊勢ちゃんの身体ぜんぶ舐めるの好きじゃん?」 「そうすね……やたら全身舐めまわす日ありますよね」 「そういう時に初めて知る性感帯いっぱいあるけど、この間二の腕舐めてもびくびくなってたもんな」 「……逆に高岡さんの性感帯は分かりづらいです」 「いっこくらい知ってるでしょ」 「……乳首」 「他は?」 「…………」 「え? 嘘だろ」 「いや! 高岡さんあれなんですもん、あんま反応ないっていうか、気持ちいいのかどうかよく分かんないんです」 「なんで、分かるだろ。気持ちいい時はきもちいいよって言うし」 「言いますけど……、どこ触っててもあんま反応変わんないじゃないですか」 「自分を基準に考えるなよ」 「えっ俺がおかしいんですか!?」 「いや、別におかしくはないけど……」 「なんすかその感じ! 俺がおかしいみたいな言い方! 俺だって好きで声出してるわけじゃないんですけど! 高岡さんが変なことするから!」 「いやいやおかしくはないって、ただ俺は……伊勢ちゃんほど……敏感じゃないんだよっていうはなし……」 「……なににやにやしながら言ってんすかムカつく」 「いや……なんかほんとかわいいなお前」 「なんなんすか」

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