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ここはラコンブラード学院ですか?(5)

「…待ってたよ」 僕はそっと、顔を上げた。 富永と…その後ろに、藤森が立っていた。 「お久しぶり、滝崎くん」 「来てくれたってことは、OKってことなんだろ?」 富永が、ジリジリと僕に近寄ってきた。 僕は、少し粋がった表情で、言った。 「ま、待って」 「…ん?」 「あ、あと3万…あと3万あったら、やってもよかったんですけどね…」 「…ほおー」 富永は冷静に、自分の机の引き出しから財布を出し、そこから1万円札を3枚取出した。 「…これで、いいんだろ?」 それを折り畳むと、彼は僕のズボンのポケットに押し込んだ。 まーなんて気前のいいことよ… それに反応して、僕は表情を変えた。 「…くっ」 狙いが外れた…的な。 狼狽えた表情で、僕は少し身体を震わせた。 「うーんとサービスしてもらわなきゃな…」 そう言いながら、富永は僕の顎を掴み…強引にくちびるを重ねてきた。 「…んっ…い、いやっ…」 僕は思い切り彼を突き飛ばした。 身体を震わせ、首を大きく左右に振った。 「…嫌だ…あんたとは…やっぱり…」 そして僕は振り返り、ドアを開けて外へ逃げ出した。 「そう来ると思ってたよ」 富永は、すぐに僕の後を追った。 少し意外そうな表情の藤森も、後に続いた。 体育館の端を走り抜け…僕は、雨の中、外へ飛び出した。 「はぁ…はぁ…逃げられると思うなよ…郁…」 僕を追いながら、息を荒立てる富永の目は、まるで獣のようだった。 雨の中、僕は走り続け…体育館の裏手にある、並んでいる体育倉庫のひとつの中へ逃げ込んだ。 富永は、僕の姿を見逃さなかった。 僕に続いて、彼もすぐ倉庫に入ってきた。 がらんとしたその部屋には…残念ながら僕が姿を隠せるような物が、何も無かった。 少し遅れて、藤森が入ってきた。彼は倉庫の扉を閉め、重い鍵をかけた。 そして手探りで…電気のスイッチをつけた。 薄暗い蛍光灯が、ときどき点滅を繰り返すっていう、なんとも薄気味悪い照明が…僕らの気分を盛り上げてくれていた。 僕は、泣きそうな表情で、弱々しく言った。 「…いや…」 雨に濡れた僕のシャツは、肌にピッタリ貼り付いて…両方の乳首が透けていた。 獣の目をした富永は、そんな僕の様相を見て…更に息を荒立てていた。 後ろ手で壁をつたいながら…僕は、なんとか彼らの手から逃れようと試みた。 「往生際が悪いぞ」 そう言いながら飛びかかってきた富永の手は逃れたものの…扉の手前で、僕は敢えなく、藤森に腕を押さえ込まれた。 「…離せ…」 藤森は、僕の両手を、背中の後ろでしっかり押さえつけた。 「相応の金払ったんだから…楽しませてもらわないとね…」 そう言いながら富永は、僕の側に近寄り…再び僕の顎を掴んでくちびるを重ねてきた。 「…んんっ」 富永の舌が、僕の口に侵入してきた。僕はそれを押し返しながら…彼の舌を刺激した。 それに反応して、彼はより一層強く、僕の口に吸い付いてきた。 「へ…え…なかなかいい感じじゃん…」 ゆっくり口を離すと、今度は僕のシャツの襟を掴んだ。 「…い、いや…」 掴んだと思うが早いが、シャツを思い切り引きちぎり…勢いよく、両腕の膝の辺りまで引き下げた。 「…お、おねが…い…」 両肩が露わになり…小刻みに震えながら… 僕は懇願した。 「…お願い…やめ…て…」 「やめられないな。ちゃんと金払ったんだから」 そう言いながら富永は、シャツの上から透けた乳首を押し潰すように探り始めた。 「…あっ…やめ…」 片方はシャツの上から…そしてもう片方を、はだけたシャツを少しずらして露わにし、直に愛撫した。 「…んんっ…あっ…」 しばらくそれを続けてから、彼はゆっくり、僕のベルトを外し、ズボンのボタンを外し…中に手を滑り込ませた。 「…んっ…ああ…」 藤森が、そのベルトで、僕の両手を縛り付けた。 僕のモノが硬くなっているのを確認すると…富永は、僕のズボンを、下着ごと一気に膝のあたりまで引きずり下ろした。 そして僕のモノを、マジマジと見据えた… 「これが、あのときやり損なったやつか…」 そう言いながら彼は、手で掴んでじっくり感触を確かめたり、味わうように舌を這わせたり、両手で包み込んだり…した。 「…いや…あ…やめ…て…」 哀願する僕の後ろから、藤森が手を回して、空いている両乳首を指で弄った。 「…あっ…ああ…いやあ…」 両方からの刺激で、やがて僕の身体は、やっぱりどんどん昇り詰めていった。 …と、富永は、ふいに手を止めた。 そして、いやらしい口調で言った 「俺も…お前が自分でするとこ見たいんだけどな…」 僕は、若干朦朧とした意識の中で、思った。 …また…それですか…?

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