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第149話 先に産まれただけ
じゅるじゅると威勢のいい音を立てるのは可愛くていいが、その分乳首のダメージも計り知れない。まあこんなショタに負けるわけないし、これから絞れるだけ搾り取ってやったらいいもんな。……今、マジで淫魔みたいになってるな。
「うぐ、もういいです、なんか変な感じ……」
「そう言うなって。お前だって乳首美味しいだろ〜母乳は出ないけど、そこな俺の感度に免じて許してくれ。代わりと言っちゃなんだが、その身体に似合わないデカチンコからいっぱいミルク出してやるから」
口では拒否の言葉がでるが、実際のところ誇大化したそれからまだ離れていない。さらに近づけてやると、恥ずかしがりつつもまたちゅぱちゅぱと吸い始めた。
「そうそう、う゛ッ……大きい赤ちゃんみたいで可愛いなぁ♡もっとちんこよしよししてやろう」
蓮《タマモ》の気分も上がって来たのか、左手でもう一つの乳首をぎゅっと掴んだ。健気に乳首を吸うことで無我夢中なその姿は、言葉通りの大きな赤ちゃん。おっぱい出なくてごめんな、出来ることなら飲ませてやりたかったよ。
「ぉ゛お゛んッ♡、大胆で可愛いぞ〜もっともっと気持ちよくなろうな〜」
「ゥッッッグゥ……」
もう限界みたいだ。止めどなく溢れ出る先走りで、チンコだけじゃなく手もベトベトだ。しかもこれも犬科獣人の体質なのか、亀頭が大きく膨らんでいる。これで胎内を抉られたらさぞ気持ちいいだろなとか考えながら、思わずニヤリと口が動いた。ここで1発出しとくか、確か射精は30分続くんだったかな? 30分間もビュックビュック出続けるなんて人間ではできない所業だ。実例ないし臆測だけど、どんなに精神的に屈強な男でも1リットルぐらいで気持ち良すぎて失神してしまうだろう。
それぐらい出るのには十何分必要なのかはさておいて、とにかくここで上下関係を叩き込んでおくのは悪くない。それにたとへ30分だろうがそんなの関係ない、後で俺のアナルにもう1発入れてもらう必要があるからな。たかが一回でへばるなよ。
「1発出そうな、30分頑張れよ、頑張ったらご褒美あげるから♡」
「あ、あずしゃさ、ガルルゥ……」
獣人の本能なのか、今まで聞いたことのない声で唸るものだから、全身がゾクゾクするような感覚を得ている自分がいる。後一息と刺激を与えると、ビュルルルーーー!!! っと大きな音がした。
圧巻。30分にも登る射精となると、流石に勢いは人間のそれとは劣るのだろうと考えていた。わかるように言えばトコロテンぐらいのチョロチョロレベル。しかしそんな事はなく、むしろ精力強い時の仁なみの射精量。こんなの20分ぐらいで余裕で2リットル超える。流石にまずいと蓮《タマモ》の負担にならない形で便器まで体を運んだ。ドロドロの勢い余ったそれは、便器の水を無限に白く染め上げる。
「可愛いなぁ、もっとチンチンからせーしだそうな」
「ガゥ、ぐぁああ、ごめんなさい、迷惑かけてごめんさない……」
そう言いながらも蓮《タマモ》は腰を動かし続ける。腰を強く打ちつけるようにふるその姿は、まるでいもしない雌を犯すような動きだ。こんな時にも溢れ出す雄力、今更俺にも欲しかっただなんて野暮な事は言わない。寧ろそんな天性の雄を傀儡にしてこそ面白味があるだろう、こう見えて積極的なのが自慢なんでな。マグロになんて誰がなるか。
それに従って、射精するのを見て満足するようなお子様なプレイはしない。更に射精を促すようにチンコよしよしも怠らないし、何よりずっと気になってたこれをするんだ。獣人の尻尾弄る。動物は尻尾の根元が性感帯だとか聞いたことがある、あと耳の付け根もいいらしい。動物になった事ないからただのタレコミの域を出ないけど、今はそれを試す絶好のチャンスと見ていいだろう。
「ギャウゥゥ! ……は、ご、ごめんなさい怒鳴っちゃって、あの、尻尾を触るとぉお! ふぁ、ふぅ♡、キャイイーン!!」
「鳴き声も可愛いな、もっと出していいぞ」
マジでか。ちゃんと反応してるじゃん、傷つけないようゆっくりと撫でるように尻尾の根元を触っただけなのに。なんだか楽しくなって来た、目の前にいる情けない姿で快楽を貪る弟。涎が出るぐらい美味しそうだ。ごめんな、お前が弟じゃないなんてのは最初からわかってる。でも、でも、こんな勝てるチャンスを見逃せるわけがない!
もしこれが本当に蓮だったら、俺は初めて弟に勝てることになる。どんな形であれ、たとへそれがセックスの事だろうと、先に産まれた者としての責務を果たせる。こんな薄汚い欲望の捌け口にしちまった、本当にごめん、ごめんなさい。
「グァ、グルルるぅ……泣かないでください、大丈夫ですよ……僕が付いてます」
優しいんだな、こんな時にも俺のことに気を遣ってくれる、優しい子だ。そんなにされたら、負けた気になっちまうじゃないか……
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