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第30話
ラギーはいつものように早朝レオナを起こしに部屋を訪れた。
そのときに裸で眠るレオナの隣に裸のマレウスがいたのだ。
「?!」
「キングスカラーはこんなに朝早くから起きているのか。夜が明ける前に帰るのはそのためだったのだな」
「なっなななななな……」
あまりの驚きに、ラギーは口をパクパクさせていた。
マレウスはラギーのこの反応で、レオナの性癖を知らないことを知った。
「僕はまたキングスカラーに怒られるのだろうな。奴が起きてしまう前に退散するとしよう」
「しっ、失礼しましたっっ!!」
マレウスが去る前にラギーが去っていた。
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