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第73話
「……カラー、……だ」
快感の中で最近心地よく感じる声が聞こえる。
「あぁっ、あ」
自分の淫れる声に気付いて、押し殺した瞬間はっきりと声が聞こえた。
「キングスカラー、好きだ」
誰が俺を好きだって?
「はぁ、あ。ン」
「お前が、……とても愛しい」
マレウスははっきりとそう言っていた。
「や、やめろ……っ」
俺はマレウスに腕を捕まれて、ピストン運動の最中だった。
俺の視線とマレウスの視線が交わりあったとき、ヤツは優しく笑いかけながらこう言った。
「お前はとても美しい」
「っっ!!やめっろぉ……」
俺は出さずにイッた。
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