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第103話

「レオナさんは多分識らないと思うッスけど、下着とかシーツについてるシミ、洗ってるのって俺ッスからね?」 そう言えばすっかり忘れていた。 コイツは俺の洗濯もさせていた。 「あぁ、そいつはすまねぇな」 「レオナさんとマレウスさんの関係を知る前にそんなシミがあったとき、『オンナを連れ込んでるなんて、流石っす』と思うことも会ったっすけど、関係を知ったあとに流石にこう毎日下着が汚れてると、レオナさんのシモにだらしないところなんとかしたほうがいいって本当に感じるッス」 「なら洗わなきゃいいじゃねぇか」 俺はマジフト部の練習メニューノートを顧問のバルガスから預かってきていて、それに目を通しながらそう言った。 「そしたらレオナさん全部使い捨てッスよね?!……俺はそれが納得できないッス」 「それでいいじゃねぇか、オマエが楽だろ」 「この下着代だけで、俺なら破産ッス。それは俺が許せないッス!!せめて毎日汚すのは勘弁して欲しいッスね」 ラギーは深い溜息を吐いてそう言う。 「それは済まないことをした、ブッチ」 気配はしていたが、ラギーがいることもあり、姿を消していたマレウスが現れると、 「ひえぇっ!!レオナさん、また明日来ますぅ」 部屋をあとにした。

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