※蘭が一人で在宅していると、勲が訪れます。 　ピンポーン。 蘭（あっ、勲先生だ。どうしようかな。陽介には部屋に上げるなって言われたけど、今はヒートでもないし。よし、襲われた時用に、金づちを隠し持っておくか） 勲「突然お邪魔して、すまないね」 蘭「いえいえ、どうぞ」 陽介「父さん、また来たんですか！　蘭も、通すなと言っただろう！」 蘭「お前、いつの間に現れた？」 陽介「予感がして、飛んで帰ってきたんだよ。父さん、さあ、玄関はあっち……、あれ？」 勲「失礼するよ（スタスタスタ）」 陽介「……？　やけにあっさり帰ったな」 蘭「お前の形相が怖かったんじゃね？」 勲（あのリビングの散らかりようには、とてもじゃないが耐えられんからな……） 　※勲と陽介、綺麗好きなところは似たもの父子です。