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俺の後輩は変態
「や、やめろッ! この変態ッ!」
後ろからガッチリ抱きしめられ、スンスンと俺の首筋や耳裏を嗅ぐ変態 。
「スー…、はぁ、先輩…いい匂い…、んッ。」
「ひゃうッ!?」
ペロッと首筋を舐められたかと思うと、プツっと音がし痛みが走る。
「光葉 ! 首元にキスマークはするなって言っただろッ!!」
「えー、俺知らなーい。」
駄々をこねた子供のように、ぷくーっと頬を膨らませる光葉………全然可愛くない、寧ろイラッとする…。
「はい、もうお触り禁止!」
光葉の手を叩くと、「いたーい!」と大袈裟に光葉が言う。傍から見れば光葉のリアクションは痛そうに見えるが、加減したから痛くはないだろう。
「うぅ…、痛かったよ…。」と呟きながらチラチラと泣きながら俺の方を見る。
騙されないぞ…、その手は何百回、何千回と騙されてきた俺にはわかる、これは嘘泣きだ。謝ったら仕返しだとか、グチグチ言われて犯されるのがオチ。だから絶っっっっっっ対に謝るわけにはいかない。
「いい加減、嘘泣きやめろ!」
ちょっとイライラ来てる俺は強めに言うと、光葉
は「叩いたのに謝ってくれないの?」と目をうるうるさせ、現代の言葉ではピエンという感じの顔をする。
光葉 に構っていたらダメだと思い、ふんっとそっぽを向くと、後ろからハグをされ耳元で囁かれた。
「謝れない先輩には、躾が必要だね…。」
ゾワリと得体の知れない恐怖が襲う、反射的に光葉から体を引こうとするが、いつの間にか光葉のネクタイで縛られていた。
「おいッ…、結局はヤりたいだけじゃねぇか!!」
俺は華麗なキックをお見舞いしようとする、しかしそのキックは楽々光葉の手によって抑えられ、挙句ズボンも脱がされる。
「おイタは駄目だよ…。」
キックをしようとした足を、つま先から太ももにかけて光葉が舐め、ついに股間に顔をうずくめた。
「ふぁッ…!」
ふーっと光葉が息を吹きかければ、ピクっと反応してしまう俺のソレ。
「さ、お仕置開始ですよ、センパイ。」
悪い顔をしながらニヤッと笑う光葉が、俺にはもう悪魔にしか見えない。
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