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第2話

「あー……」  残念。闇の牙騎士団は闇の牙ってほどじゃなかった。  これならかつて俺が作ったロボの方がよっぽどふさわしいわ。  あんまりここのガーディアンって発達してないのね。いや、貴族向けのはまだ見てないんだけどさ。まあでもこれはこれで味があるけどな!  野暮ったいブリキ人形みたいな感じである。しかも不揃い。色もバラバラ。  それでもガーディアンである。 「いつまで見てんだ。新入り。これから新入りにぴったりの仕事を紹介してやるから、来な」 「は、はい」 「お”っ お”っ お”っ」  なんだ? 何が起こっている?  俺はカツラをかぶり、女装をして、テーブルの上でしゃがまされていた。  ミニスカートを捲った破廉恥な格好で、パンツは降ろされ、尻の穴に自分で作ったロボの模型の腕部分を突っ込まれていた。  抵抗されたら殴られた上、上官命令を出されたため、従う以外にない。 「へぇ。格好いい人形じゃないか。イケメンだねえ」  ぐりゅっ 「オ”ッ」 「はっ こんなんで勃つなんて、素質あるじゃね―か」 「こんなイケメンに掘られりゃ、そりゃ勃つよなぁ?」 「次は洗浄か」 「ひゃあっ」  水魔法を中に幾度も打ち込まれ、汚水が床に流れる。 「明日からは自分で綺麗にしておけよ。返事!」  パァンと尻を叩かれる。 「ひゃい!」  涙が出る。イジメなんてもんじゃない。なんでこんな事に。   「じゃあ、最初は俺から……。貴族の落し胤だけあって、可愛いと思ってたんだ」 「確かに、顔は整ってやがるな」  ずむっ  予告すらなく突っ込まれる。 「ぎっ」  ぬぷっぬぷっぬぷっ 「ひっ♡ あっ♡ うっ♡」 「おーおー良さそうじゃねぇか。ほら、俺のを咥えさせてやるよ」 「げぅっ」 「真面目に舐めろ!!」 「ぐはっ」  汚いそれを押し付けられて、吐こうとしたら殴られた。  俺は、必死で奉仕をする。  前から、後ろから突っ込まれて。  俺の地獄の日々は、五年間続くことを決定づけられていた。

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