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「羽鳥、睫毛ついてるぞ」 「ん?どこ?」 「目の下のとこ。ほら、取ってやるから目つぶれよ」 (あぁ゙あ゙ッ!!!) 何、顔近付けてんだあの猿ッ!? 息をするようにタラシこんで… ちょっ!?本気でチューする気なんじゃ‥ ここが教室で、周りに人が居ようが関係なしに 羽鳥に顔を近づけようとする それを見ていた女子達の甲高い悲鳴がだんだん大きくなって 『ねぇ、あれってキスしちゃうんじゃない?』 そんな声を耳にした瞬間… 「ッ、ぉ、おっとーー手が滑った!」 「痛てェッ!!〜〜っのバカ犬ッ いつもいつも『手が滑った』だの『長い足だから』だの、チビのくせしてどこにそんな自慢な手足があるってんだ」 「なッにぃいいいッ、あ痛で!」 「おーっと、悪ィな。自慢出来る手足が長いもんでよ」 「この猿ッ、いや違うなぁ〜このテナガ猿めバーカバーカッ」 「ッチビ犬がっ」 マジムカつくッ すぐ俺に突っ掛かってくるのも腹立つけど それ以上、頭に来るのは 俺の癒しの羽鳥(ハトリ)に ベタベタ触りやがって しかも色目を使ってるのが 1番ムーカーつーくーッ!

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