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「は?チョッカイ?なに言ってんだ、バカ犬は」 コイツッ、シラを切る気か! 身に覚えが無いと言わんばかりの表情で、呆れた顔を隠しもしない 終いにはクソデカいため息まで付く始末 「出してるだろーがッ。今日だって、髪触ったり抱き着いたり!」 「ああ、あれか?」 一瞬、考えるそぶりを見せた猿倉だったけど 俺に視線を戻し 「だから?」 と、きやがった! 「あんなのチョッカイの内に入らねーし、つーかスキンシップだろ?」 「はァアアア!?」 手握る事も出来ない俺に対する嫌みかオイッ じゃあ何か? 抱き着くのもスキンシップっつーのか? それなら変態の輩はみんな 『あはは、スキンシップですよ。挨拶ですって、やだな〜』 こんな風に言いながら欲望のままだろーがッ だからだ こんなエロ馬鹿な奴が自分の都合で物事よく捉えるから 世の中は良くならんのだ こんな奴を野放しにしちゃいけねぇ、と熱い使命感が沸々湧き起こる やっぱ俺が、ビシッとバシッと 「羽鳥に今後いっさい手ぇ出すなボケッ!」 言うしかないッ

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