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②
羽鳥に対するお触り行動は休み時間いっぱいまで費やしていた猿の事を
血を吐く思いで一旦怒りと共に胸に閉まって
「おい、猿ッ!!」
放課後、俺は改めてエロ猿に対峙した
「は?……何だよ犬井」
「話しがあるッ。ここじゃなんだから、ついて来いッ!」
「はぁああ?あ、オイッ…って突然何だ?」
帰ろうとしていた所に、さらに俺から声を掛けられるとは思って無かったのか、その表情は驚き戸惑っている
そんな猿に言い放ち、さっさと教室から出てみたが、後ろからブツブツ呟き声と足音が聞こえて来たから逃げはしなかったようだ
(余裕こいているのも今の内だッ!)
この後、俺の強烈パンチでボッコボコにして深い眠りに陥るとも知らずに‥
そして
俺達の教室と同じ階にある奥まった一つの教室の前に到着
普段からあんまり使われていないのは知っていた
生徒数が多い時に使用されていた教室らしく、今はそこまでの数はいない
だから、ただの物置きとして使われている教室だと日直当番の時に先生が教えてくれたのを覚えていて
ガラッー‥
扉をスライドして中に誰もいない事を確認していれば‥
「おい、だから一体何だよ?」
猿倉が痺れを切らして、後ろから声を掛けてきた
その声に対して振り向く
目の前には、腕を前で組み仁王立ちした猿の姿
デカイ図体を存分に活かしたムカつく態度と
そして、フラッシュバックするエロ三昧な行動の数々に
「っ、てっッめェエエエエエッ羽鳥にいっつもいっつもベタベタ触りやがって。
欲求不満な猿は大人しくサル山に帰れっ。羽鳥は優しいから何も言わねぇけど、いい迷惑だって分からねぇのかよ。
チョッカイ出すなこのエロ猿がッ!」
溜まりに溜まったウップンをぶちまけた
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