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新曲にやられる(2)

「ごめんねーカオル…」 へたり込んだ僕の、腕を掴んで立ち上がらせながら、 サエゾウが言った。 「もうちょっと頑張って、俺ら練習したいからさー」 ああ…サエさんが、 休憩を勧めて来ないことがあるなんて… それから数回…その曲が繰り返された。 当然、回を重ねる毎に精度が増していき… 僕のダメージも、更に大きくなっていった。 「…もう限界かなー」 「あーこの人がね…」 「…」 僕は、へたり込むを通り越して… またその場に倒れてしまっていた。 だって…僕の曲を…この人達が、 こんなに気持ちよく演奏してくれて… それをバックに歌わせてもらえるなんて… サエゾウは、ギターを下ろして、 僕を見下ろして…言った。 「そんなに悦かった?」 「…はい」 僕は、ビクビク震えながら…答えた。 サエゾウは、しゃがみ込んで… 僕の顎を持ち上げた。 「…あっ」 僕はビクッと震えた。 「そんなに…悦かったの…俺のギター」 「…あ、はい…」 僕は震えながらも…彼に気持ちを伝えた。 「…死にそうに気持ちよかった…です…」 「…」 それを聞いたサエゾウは、 ガバッと勢いよく、僕の上に覆い被さり… 僕に思い切り口付けた。 「…あ…んんっ…」 そして、僕の口の中に…執拗に舌を絡ませてきた。 2人の唾液が…僕の口元を滴った。 サエゾウは、ゆっくりと口を離して… スッと手を挙げた。 「サエゾウ我慢できません、犯っていいですかー」 出た。サエさんの挙手宣言… 「どーぞ」 「どーぞどーぞ」 やれやれって感じで… シルクとカイは、僕らの横をすり抜けて、 カウンターに向かっていった。 サエゾウは、そのまま僕を仰向けに押し倒して… 僕のシャツをたくし上げた。 「今、楽にしてあげるからねー」 言いながら彼は、両方の乳首を…両手で愛撫した。 「…んあっ…ああ…」 僕はさっきのギターのメロディーを思い返していた。 それはまさに、 今の…彼の指から伝わってくる感触とリンクした。 僕はビクビクしながら、呟くように言った。 「…サエさん…気持ち…いい…」 「…」 サエゾウは、僕のズボンを脱がせた。 僕のモノは、もちろんスッカリいきり勃っていた… 「…舐めたいけど…顔も見たいな…どうしよう…」 ぶつぶつ言いながら…彼もズボンを脱ぎ捨てた。 「やっぱ挿れよう…」 そう言ってサエゾウは、僕の両足を開いて… 自分のモノをグイグイと押し込んだ。 「…はぁっ…あっ…」 それはしっかり奥まで到達し… ときどきビクビクと脈を打って、 僕の中を気持ちよく刺激してきた。 「あっ…ああっ…」 サエゾウは、片手で僕の乳首を弄りながら… もう片方の手で、僕のモノを握った。 「あああっ…ああっ…あっ…」 3つの刺激が、僕の身体の中で大きく絡まって… 僕は身体をビクビクと震わせた。 「カオル…今めっちゃエロい顔してるよ…」 「…はっ…ああっ…」 僕は…必死で目を開けた… そして、サエゾウの顔を見上げて言った… 「はぁ…あ…サエさんの…方が…エロい…」 その瞬間…僕の中の彼のモノが、 大きくビクビクと膨張した。 「…あっ…あああっ…」 僕はもう、我慢できなかった。 身体を大きく反らせ…ビクビク震えながら… 僕は、サエゾウの手の中に吐精した。 「…んんっ…は…はぁ…」 「イキ顔見れた…」 満足そうに言いながら…彼はゆっくり腰を動かした。 余韻でやはりビクビク震える僕の身体を 更に揺り動かしながら… そしてずっと、僕の顔を見下ろしながら… サエゾウも、ほどなくイった。 「…はぁ…はぁ…」 イったあとも…彼は荒い息をしながら… ずっと僕の顔を見ていた。 「…しまった…」 しばらくして、サエゾウは呟いた。 「まだこれから、あの曲やるんだっけね…」 そして、顔を上げて…カウンターの方を見た。 カイとシルクは、何事もないように、 煙草を吸いながらハイボールを飲んでいた。 「そっか、あいつら…それを見越してたんだなー」 サエゾウは、ちょっと悔しそうだった。 とりあえずいったん片付けて… 服もちゃんとして… 僕らもカウンターに座った。 「ハイボールちょうだい」 サエゾウが言った。 「…カオルもおかわりする?」 「…はい…」 カイは、2人分のハイボールを出しながら言った。 「もう1曲残ってるけど…大丈夫?」 「ねー早まったわ」 「…」 もちろん、あんまり大丈夫じゃないですけど… 「でも演るよ」 だったら聞かないでください… 僕は煙草に火をつけた。 「まーゆっくりやろう」 「どーせまた勃っちゃうけどねー」 「総勃ちだろーね、間違いなく」 「…」 そうだよなー あんとき、聴いてただけで全員勃ってたからな… どーなっちゃうんだろう…

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