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強行同時処理策
幕が降りると同時に、
ハルトはショウヤを捕まえて、楽屋裏へ急いだ。
「何なのあれ…ホントにあれ、ワザとじゃないの?」
「…」
「あんなんされたら、イっちゃうよねー」
「…」
ハルトはショウヤに一方的にぶつぶつ言いながらも、
楽屋裏から、ステージに入った。
「まずは大物を撤収しちゃおう…」
2人は前回同様、僕を両脇から担いで撤収した。
「…大丈夫ですか?」
次のバンドのメンバーの心配を他所に、
僕を控室の隅に寝かせた。
「あー大丈夫、いつもの事なんで。スイマセン、ちょっとココに転がしといてくださいー」
そして2人はまた、ステージに戻った。
そして手分けして…
もう手元の覚束ない、3人様の撤収を手伝った。
何とかかんとか…
人間も機材も…全部ステージから撤収を終えた。
「じゃあ行くよ、ショウヤ」
「…はい…」
「…ホントにごめん…ハルト」
カイが、息を荒げながら、言った。
「いーよいーよ、しょうがないよ」
そして、ドアを開けて…去り際に言った。
「すーっごい良かったよ!」
「うんうん!」
ショウヤも力強く頷いた。
そして2人は出て行った。
「…」
「…ありがたいなー」
「…よし、さっさと終わらせよう…」
そう言ってカイは…控室のカギをかけた。
「…俺…マジでヤバい…」
サエゾウは、震えていた。
「最後のあれ…ヤバかったもんな…」
「サエが挿れてあげなよ」
「…さんきゅ…」
そう言ってサエゾウは、自分のズボンを脱いだ。
そして、倒れたままビクビク震えている僕の身体を、
仰向けにした。
「…んっん…」
「お前…なにあの顔…ホント反則だよなー」
そして衣装を捲り上げ…僕のレギンスを脱がせた。
「俺は手をもらうから、お前口いっていいよ」
カイがシルクに言った。
「…わかった」
頷きながら…シルクも自分のズボンを脱いだ。
サエゾウは震える手で…僕の両足を開くと、
もうすぐに…自分のパンパンにいきり勃ったモノを
僕の中にねじ込んだ。
「はあっ…あっ…」
「あっ…んんっ…」
ズボンを脱いだシルクは、僕の首元に跨った。
「俺のも、処理させてね…」
そう言って彼は、自分のモノを僕の口に押し込んだ。
「んんっ…んんんっ…」
カイは、2人に攻められる僕の傍に膝をついた。
そして自分のズボンを膝まで下ろした。
衣装を捲り上げ…
カイは僕の乳首を弄りながら…
僕の手を取り、自分のモノを握らせた。
「んっ…んっ…んっ…」
サエゾウのは中に…
シルクのは口に…
カイのは手に…
3人それぞれが、自分の快感に任せて、
僕に、激しく抽挿した。
4人の喘ぎ声と荒い息づかいが、控室に響き渡った。
「はあっ…ああっ…」
いちばん最初にイったのは、サエゾウだった。
彼はビクビクと身体を震わせて、僕の中に出した。
そのビクビクと、
カイの指の乳首の刺激が、僕のトドメになった。
「んっ…んんんっ…」
口を塞がれているので声を出せない状態で…
僕は絶頂を迎えた。
サエゾウはすぐに僕から自分モノを抜き出し、
カイに言った。
「いーよ、ここ…」
それを聞いたカイは、すぐに僕の手を離れ、
サエゾウと交代した。
そして今度は、カイのモノが、
ドロドロの僕の中に押し込まれた。
「シルク手伝ってあげる…」
そう言いながらサエゾウは、
シルクの後ろから抱きつき、シャツをたくし上げて、
彼の両乳首を捉えた。
「あっ…んんっ…はああっ…」
シルクも、ビクビクと大きく身体を反らせて、
僕の口の中に、吐き出した。
「はっ…あっ…あっ…」
激しい野獣なカイも…長くはもたなかった。
「…んっ…んん」
カイも、既にドロドロな僕の中へ、出し足した…
「はあ…はあ…」
僕らは、息を上げながら…
お互いの顔を見た。
「…おつかれ…」
「…すげー気持ちよかった」
「LIVEでこんなに勃ったの初めてかも…」
「…」
僕は黙って…ニコッと笑って頷いた。
「よし!さっさと支度しよう」
「そーだった…」
「あーティッシュティッシュ〜」
僕らは急いで身体を拭き合った。
そして、身支度を整えた。
機材の片付けもそこそこに…
僕らは控室を後にした。
そして、お客さんたちがいっぱいいる、
ドリンクスペースに向かった。
ショウヤが女子に囲まれていた。
「ヤバっ…」
「え、これ、ホントに同一人物?」
「ですよねー。本当にスイッチ切り替わったんですよ、僕は、そんな瞬間を生まれて初めて見ました」
「マジでそのあとどうなったんですか?」
「完全に別人格の黒いカオルさん、それはそれは恐ろしかったんです」
「あー語ってるわー」
「ショウヤもスイッチ入ってんじゃん」
「もうちょっとゆっくりしててもよかったな…」
「あっ、メンバー来たー」
「お疲れ様でしたーー」
「すごいよかったですー」
ショウヤの語りを聞いていた彼女たちは、
一斉に、僕らの方へ駆け寄ってきた。
あっという間に、僕らは彼女たちに囲まれた。
「…」
「ショウヤ…おつかれ」
ハルトが、
ちょっとまだ語り足りない風の彼の肩を叩いた。
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