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ふたりの時間再び(6)

そのとき俄かに…ザーっと、 外から雨の降る音がした。 「あっ…窓閉めなきゃ…」 僕はシルクから離れて、急いで立ち上がった。 そして、窓を閉めて回った。 「ふうー」 と、僕がバタバタといている隙に… シルクは、敷きっぱなしの布団に、 ちゃっかり寝転んでいた。 「いつの間に…」 「結構寝心地いいな…」 「…埃がたまってるかもしれないよー」 「いや…留守にしてた方が、むしろキレイを保ってたんじゃないの」 「…うう」 仰る通りかも… 僕は…彼の隣に寝転んだ。 「あー家の布団…久しぶりー」 そう呟きながら…僕は目を閉じた。 「折角の久しぶりなのに、狭くしてゴメンねー」 言いながらシルクは、 身体を起こして…僕を見下ろした。 そして、ゆっくりくちびるを重ねてきた。 「…ん…んん…」 彼の舌が、僕のくちびるを押し開けて… 口の中に侵入してきた。 僕は…心臓の辺りが、 キュン…と変になるのを感じた。 口の中で舌を絡ませながら… 彼の手は、 僕の…服の上から乳首を弄り始めた。 「ん…んっ」 僕は、ビクビクと震えた。 そしてそれは…もうすぐに、 服の上からでも分かるくらいに硬く尖ってしまった。 「すごく硬くなった…」 シルクは、口を離してそう言いながら… 僕の上にゆっくり馬乗りになった。 そしてまた…服の上から、 今度は両方の乳首を、指先で愛撫してきた。 「…はっ…あ…んんっ…」 僕は、肩をすくめて身悶えた。 シルクはそのまま…執拗に責め続けた。 僕の身体は、ジワジワと昇り詰めていった。 「はあっ…あっ…」 たまらなくなった僕は… 思わず自分で、自分のシャツを捲り上げようとした。 と、シルクはその手を押さえつけて、言った。 「まだタメー」 そしてまた…服の上から乳首を転がした。 「…ん…いじわる…」 その刺激は、まさにジワジワと…ジワジワと… 僕の身体の中の波を、掻き立てていった。 ザーザー 外に響く雨の音が大きくなった。 「すげー降ってんな…」 呟きながらも、シルクは手を止めなかった。 「…んんっ…あっ…ああっ…」 僕はたまらず、顔を歪めながら懇願した。 「はあっ…もうムリ…欲しい…」 「…何が?」 シルクは手を止めて…いやらしく訊いた。 「…はぁ…ぁ…シルクの…欲しい…」 僕は震える手を…彼の股間に伸ばした。 硬くなった彼のモノを、ズボンの上から撫でながら… 僕は、彼の顔を見上げて…ねだった。 「…挿れて…欲しい…です…」 それを聞いたシルクは、 徐に自分のズボンを脱ぎ捨てた。 それから、勢いよく僕のズボンも脱がせた。 「…んんっ…」 ビクビクと震える僕の、両足を大きく開くと… 彼は、自分のモノで、 僕の秘部の周りを、軽く突いた。 「んっ…ああっ…」 僕は身体を捩った。 僕のモノは、ますますいきり立った。 どんだけ焦らすんだ… 僕は目を閉じて…更に顔を歪めた。 「良い顔してる…」 「…んっ…いじ…わる…」 僕は息を上げながら… 弱々しく首を横に振った。 それを見て、ニヤッと笑って… シルクは、ようやく… 自分のモノを僕の中にグイグイと押し込んだ。 「…はっ…あっ…あああっ…」 僕は歓喜に震えて、 薄ら笑みを浮かべて…喘いだ。 「…気持ち…いい…」 シルクは、ビクビクと僕の中を刺激しながら… ゆっくり僕のシャツを捲り上げた。 「はっ…あああっ…」 徐々に、乳首が露わになっていく感覚が… その快感に輪をかけた。 あまりの気持ち良さに… 僕は朦朧となった。 「また、すっごく悦い顔してる…」 シルクは言いながら…ゆっくり腰を動かした。 「…はっ…あっ…あああっ…」 僕はもう、長くはもたなかった。 彼の、その抽挿の心地良い刺激がトドメとなって… ビクビクと…激しく身体を震わせて、 僕は絶頂を迎えた… それを確認したシルクも、 息を上げながら、腰の動きを早めた。 「…んんっ…あっ…あ…」 ビクビクっと震えて、 ほどなく彼も…僕の中に吐精させた。 ザーザー 「はぁ…はぁ…」 余韻に震える僕の耳に… また、雨の音が…気持ち良く響いてきた。 「何か…雨の音聞くたびに思い出しちゃいそう…」 「…うん」 シルクは僕を見下ろして、 少し笑いながら言った。 「…雨降るたびに勃っちゃう?」 「…かも…」 「ふふっ…」 ゆっくり僕の中から抜き出すと… シルクは、僕の身体を拭いてくれた。 そして、僕に覆い被さりながら… また横になった。 彼の背中に手を回して…僕は、目を閉じた。 ザーザーと、雨が降り続けていた。 「雨の曲だな…間違いなく…」 シルクが呟いた。 「…うん」 「雨の日しか俺んとこに来ない小悪魔の歌…」 「…何かちょっと…爽やかな曲になりそうですね…」

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