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第134話
「終わりなんてない。これが始まりだから……。だからもっと俺を欲しがれっ!」
言い終わる前にドンッと熱塊を叩きつけた。そのまま馨の腰を掴んで激しいストロークを繰り返す。
涎が溢れる半開きの唇から馨の喘ぎが途切れ途切れに紡がれて、二人が発する熱と汗で打ち付ける互いの肌の音が部屋中に共鳴すると、とうとう俺も限界を迎えた。
「ああんっ! はあっ! ぁ、ぁ、……ッ!! あああっ!!」
俺の動きに振られていた馨の花茎の先から、ぱたたっ、とまた白い蜜が飛び散った。馨の後蕾を押し拡げていた俺の屹立を締め上げられると、一気に頭が真っ白になった。
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