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第23話 恨めしげな視線
気持ちいいという割りに、締めつけが緩い。
「今日、何本目?」
ちゅうっと吸い上げ乳首から離した唇で、フラットに紡ぐ俺の言葉に、雪野の顔があからさまに歪んだ。
「違うもんっ。阿妻のせいだもんっ」
“2本も挿れるからぁ~”っと、嘆く雪野。
俺の唾液でべっとりと濡れながら、更なる刺激を求める乳首が、ぴくぴくと揺れた。
濡れていやらしく勃ち上がる乳首をきゅっと摘まみ、くにくにと捏ねながら、質問を変えた。
「……今日は、俺で最後か?」
乳首を摘まみ、腰を撫でながら問う俺に、雪野は、ぅうっと小さな唸り上げる。
涙が浮かぶ瞳で恨めしげに俺を見やりながらも、恐々 と声を放つ。
「……やっぱ、ユルい…?」
しょんぼりと悄気た雰囲気を纏いながらも、少しでも締めようと尻に力を入れた。
「いや。こうすれば……」
言葉と共に、尻へと移動させた手で、孔へと触れた。
俺のペニスを咥え込み、隙間などない孔に、右手の中指を捩じ込む。
「ひ、ぃっ……」
ぐにゅうっと反発を受けながらも、飲み込まれていく俺の中指。
ただでさえ太いペニスに加え、ごつい俺の指までもを飲まされた孔は、きゅんきゅんとした痙攣を起こした。
「………ぁ、あ。しゅ、ご……」
次第に雪野の顔が、とろりと蕩け始める。
「ユルいのも気になんねぇかな」
さらりと穏やかな声を紡ぎ、左手の中指も、ぐにぐにと押し込んでいく。
声のトーンと真逆の仕打ちに、雪野の身体は、びくびくと跳ね暴れる。
微かに出来る隙間から、襞に溜まっていたであろう阿妻の精液が、零れてくる。
ねっとりと手の甲を伝う粘液に、痺れるような感覚が、俺の神経を逆撫でる。
堪らなくなった俺は、埋めた2本目の指でずるずると内襞を擦った。
「ぁ、あ……も、らめ。こわれ……ぅ。ばか、……なるぅ…」
いやいやと頭を振るう雪野に、くつくつとした笑いが漏れた。
仰け反る雪野の股間には、びくびくと震えながら、涎を垂らすペニス。
「こんなに孔、広げられても萎えねぇんなら、気持ちぃってコトだろ?」
潜 り込んだ指で、ぴったりと貼りついてくる孔を外へと押し広げた。
ねちゃあっと音を立てた孔が、空気に曝される粘膜を痙攣させる。
「今度、阿妻と俺のチンポ、両方一緒に咥えてみる? このエロ孔で……」
皺の伸びきった入口を、外側から人差し指で軽く叩いた。
与えられる振動に、雪野の身体が震える。
2本を一度に咥えるコトを想像したのか、きゅんきゅんと、ペニスと指が締めつけられる。
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