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獣
「ぅあ゛…っ♡…っひ、ん゛ぅ…ッ♡」
「はッ…は…っ」
がく、と震えた腰をしっかりと掴まれたまま喘ぐ。
「ゔ、ぐ…ッゔ、あ…♡、あ゛…ッ♡」
チカ、チカ、と視界に星が散り意識が遠のく。篠崎宗旦の腹は陰茎の形にボコリと膨らんでいた。
事の始まりは篠崎が漢三を誘ったからだった。
一緒に住み出してからというもの、そういう雰囲気にはなれど、最後までする事が無かったのである。大抵いつも漢三からそろそろ寝ようと促されてしまい、消化不良のままズルズルとここまできた。
(今日こそは…イきたい…っ)
ぐ、と意気込んで漢三をベッドに誘った。
「…さ、始めようや、漢三」
「あ…おう…」
控えめな返事をした漢三に手をかけ唇を合わせる。初めの頃こそ自分から積極的に行くのを控えていたのだが、最近はなあなあになってしまってきている。というか、漢三が前ほどがっついてこないのだ。でもだからといって嫌われたような素振りはない。むしろ、一緒に住んでいるからいつもそばに居て、好きだと行動で示してくれていた。
「ん…♡…っは…ん…♡」
「は…ッ篠崎…っ」
とろ、と途切れた銀の糸もそのままに漢三を押し倒した。
「…っ漢三…っ」
服を脱ぎ捨て着物も雑によけた。ちゅ、ちゅ、と曝け出した漢三の胸にキスをする。そっと胸を撫でて微笑んだ。
「篠崎…?」
「んーん、なんでもなか」
そう言って、もういつもの光景となった漢三の狼耳を優しく触った。ここのところ、漢三は耳と尻尾を隠そうとしない。ウチと居るから気ィ抜いとんのやろな。あんまり外に出てかへんし、まあええか。そう思って放置している。
「…ッ♡」
かぷりと耳を食んでやると、漢三がびくりと腰を震わせた。
「…は…っ♡篠崎…っ♡」
ああ、このとろとろになった顔を見るのが…一等楽しい。
「漢三、我慢しやんと挿れてや…♡」
「…仕方ねえな…」
体勢を変えて漢三が上になる。
「なんや乗り気やないなあ」
「…あんま…やりたくねえんだよ…」
「えっ…」
「あ、違う。そうじゃなくてさ、その…傷つけるかも…しれねえから…」
「傷…?もうだいぶ前から首に噛み跡つきまくっとるんやけど?」
「…それは本当にすまん」
「それ以外になんかあるんかや?」
「…手加減…出来なさそうだから…」
「逆に今まで手加減しとったん?」
「ああ…」
うっそ、あれで?!と驚いた。だってあんな、あんな激しかったのに…!
「怖いならやめようか」
「い、いやや…!今日は…今日こそはイかんと死んでしまう!」
「手で抜いてやるから」
「嫌や!」
身体を重ねたくて誘っているのに手慰みだなんてそんなの焦ったすぎる。
「っていうか、イきたいなら一人で抜くこともできるだろ」
「一人で抜くのだけは絶ッ対に嫌や」
「…そんなにか」
「…だって…あんな状態の時に独りだなんて、耐えられへんよ…!」
イッた後の倦怠感と孤独感を思い出して、顔を歪めた。
「…わかったよ。抱いてやる。ただ…」
「ただ?」
「俺、術…半分解いてやるぞ」
「…へ?」
ぶわ、と漢三が半獣になった。体格が二倍近くになる。
「ほら、やるぞ」
「へ、へ?ま、待ってや!そ、そんな、そんな体でヤッたらウチ、死んでしま…んむ」
ベロリと唇を舐められる。
「ヤりてえって言ったのはお前だろ。それに…これも何回か経験してるだろ」
「で、でもあん時は人のままで挿れてから中でおっきくなったんやん!最初からなんて、は、入らんよ…!」
「ちゃんと解してやるから。それとも…やめるか?」
「う………う〜…………や、やる…」
はぁ、と漢三がため息を吐いた。
「なるべく優しくするから。でも…加減できなかったら…ごめん」
「…うん」
ぎゅ、と抱きしめられてちょっと硬めの、でもふわふわの毛に包まれる。
(あったかい…)
ふ、と力を抜いて漢三に体を預けた。
べろりと大きな熱い舌で首筋を舐められる。鼻先でちょんちょんとキスをされた。
「ん…」
はふ、と漢三の口から熱い息が吐かれる。ふうふうと鼻息が荒い。その口の端からダラリと涎が垂れた。あーあ、ベタベタやないか…。
ぺろぺろと優しく体中を舐められる。スリ…と鼻先をそっと擦り付けられて暖かい気持ちになる。
「漢三…」
そっと頭を撫でてやると、彼は篠崎を見て目を細めた。そしてもっと撫でてくれ、と手のひらに頭をぐいぐいと押し付ける。
「ふふ、気持ちい?」
「ああ…」
そっと撫でるたびに漢三は幸せそうな顔をした。
そして耳と、頭を優しく愛撫してやる。わしわし、と毛の中を撫でてやったり、耳の内側をスリスリと触ってやる。
「…ん…」
は、と漢三が眉を下げる。困ったような顔で、でも気持ちいいところを触るたびに彼は体を震わせた。
「漢三、耳舐めさせて」
す、と耳を寄せてくれた漢三にしゃぶりつく。ちゅ、ちゅっと鼓膜のすぐ近くで音を立ててやると漢三は声を漏らした。
「う、ぅ…♡…は…篠崎…っ♡」
びく、と腰が震えて、篠崎の太ももに固いものが当たる。
「ひええ…おっきい…」
篠崎の腕くらいある長さの陰茎が、緩く勃起してひくひくと揺れていた。手を伸ばして優しく撫でてやる。
「おい、本当にいいのか…?」
「…ん…ええよ」
そう言って体を起こし向かい合わせに座らせた漢三の陰茎を両手で扱く。太くて固い。…熱い。こんなんが挿入ったらウチ、どうなってしまうんやろか…。
はぷ、と先端に吸い付いて鈴口を舐める。大きすぎて口に入らない。尿道口に舌を挿れてクチュクチュとえぐってやった。
「ふ、ぁ…はぁ、し、篠崎…ッ♡」
裏筋を撫でながら鈴口を吸い上げると、ぶるんっと陰茎が上を向いた。
「んぶっ!…あは…♡気持ちい?」
「き、もちいい…」
たまらない、という顔で漢三が見つめてくる。
「んふ、挿れる前にちゃんと解してな…?」
背中をベッドに預けて股を開き尻の肉を手で退ける。
「ほら…」
「…ッ後悔しても…知らねえからな…」
そう言って漢三は見せつけられた穴をベロリと舐めた。
ぴちゃぴちゃと大きな音が鳴る。涎でドロドロになったそこにそっと舌をねじ込んだ。
「ん…!」
いつもの指より太い舌が中で蠢いて息を詰めた。
ちゅぽちゅぽと抜いたり入ったりして解される。指で尻の肉を退けてはだんだんと深く舌が挿れられて、それがしばらく中を撫でた。
「……ん…多分いけると思うが…もっと解しておこうか?」
「や、もう挿れて…?我慢できひん」
「後悔するぞ…」
「それでもええから」
はよぅ、と催促されて仕方なくワセリンを手に掬って竿に塗る。なるべく滑りやすいようにと全部つけた。
「はー…挿れるぞ。いいな?」
「うん…」
ず、ちゅ…っ 柔らかくなったそこにゆっくり、ゆっくりと押し込む。
「あ゛、ゔ…ッ」
「苦しいだろ…やめようか…?」
「やだ…やる…っ」
「…ごめんな」
「なに…っ言っとんの…はァ…ッ…ウチが、頼んだんやから気にすんな、や…っん゛…ッ」
ずぷり、先端の膨らみまで入った。
「く…ッ篠崎…キツ…っ」
「は、ゔ…ッ…はぁ、は…っ」
ぐぐ、と奥に進む。グリ、と当たった。
「あ゛ッ!」
ガクッと胸が反る。じんじんと快感が体中に広がる。
「大丈夫か?」
「き、もち、ぃ…っ♡」
涙目で篠崎がもっと、と催促してくるから仕方なくそこをゆったりと撫でた。
腰が震える。膝が笑う。先端しか挿入ってないのに、気持ちよくて思考がままならない。
「ひ、さしぶりやな…こんなん…っ」
「…そうだな」
「うれしく…っないん、かや…っ」
「それよりお前が心配なんだよ…」
「そんなん…今は忘れてや…っ」
はあ、と息を整えて言う。
「もっと、動いて…?」
くそ、そんな顔するな。お前のその顔に俺が弱いの知ってるだろ…!
「ほんと…ごめん」
「やから…っあやま…ッあ゛ぁッ♡」
グッと奥に挿れこんでやった。まだ全部は挿入っていない。これを全部挿れてしまったら篠崎の内臓が潰れるんじゃないかと思うと怖くて挿れられなかった。
「は、はァッあ、あ゛っ♡♡」
がく、がくと体を震わせて篠崎が喘ぐ。
「痛くないか…?大丈夫か?」
「…ゔ、っんなこと…より…漢三は…?」
「俺?」
「ぐ…ぅっ♡は、気持ちええか…?」
「…お前が気持ちよければそれでいいよ」
「そんなん…一人でしとるのと一緒やんか…」
ぐずり出した篠崎の頭を撫でて鼻でキスをしてやる。
「ちゃんと俺は居るから。一人じゃないよ」
「…っくそ…っ」
ぐ、と体を伸ばしてベット横のチェストの引き出しを開ける。小瓶を取り出して、コルクを噛んで引き抜いた。
「篠崎?何して…ン゛ッ!?」
漢三に抱きついて口をこじ開け、グイ、と液を喉奥に流し込む。
「…っは…即効性の媚薬や…これでおまんも細かい事気にせんと気持ちよぅなれるやろ…っ」
「おま…ックソ、何してくれたんだよッ!この馬鹿!!」
漢三が陰茎を抜こうと篠崎を押すが、篠崎は漢三に抱きついて離れない。
「絶対、イくまで離さんからな」
「テメ…ッふざけんな、よ…っ」
ぐらり、視界が揺れて、一瞬意識が飛んだ。
「ゔ…ッ!」
無理矢理意識を戻すと篠崎の肩口の肉が噛みちぎられ剥き出しになって血に染まっていた。
「い゛ッッッたぁ…!」
「…ッ篠崎、篠崎ッ!」
「ぁ…ぅ…漢三…ッ」
「ごめん、ごめん…っ」
体を離しその辺に脱ぎ散らかした着物で傷口を圧迫して血を止める。
「ごめん…ッ」
「漢三…大丈夫、大丈夫やからその手離してくれや…」
「でも…っ」
「治せるから、大丈夫やから」
漢三が恐る恐る手を離すと、篠崎が傷口を押さえた。しばらくそうしていると血は止まり、傷口も塞がって無くなった。
「ほら、な?」
「…ごめん、本当に…」
「謝るなや、大丈夫やから」
「でも……ぁ…ゔ…ッ」
未だ謝ろうとする漢三が頭を抱えた。
「ど、どうした?漢三…?」
「…ッほ、本格的に…効いてきた…みたいだ…」
は、は、と息が乱れる。涎が止まらない。下が…ガチガチだ…イきたい、イきたい…ッ
「し、篠崎…ッ」
どうしよう、と頭を抱えたままの漢三が泣きそうな顔でこちらを見た。
「大丈夫…中に挿れて?…挿れて、突いて、ウチの中に…出してや…」
な…?とするり、頬を撫でて鼻にキスを落としてやる。
「…ッごめん、本当に、ごめん…ッ」
漢三が押し倒してくる。震える手でそっと陰茎が穴に当てられて、そして、挿入された。
「…ぅ、ゔッ♡」
いきなりさっきと同じくらいまで挿れられてピンと足の先が伸びる。
ずっずちゅッ!
「ゔあ!んあ゛ッ♡♡♡」
ごりゅごりゅごりゅッ
太すぎる肉棒が中を擦り上げていってたまらない…っ♡
「〜〜〜〜〜〜〜ッッ♡♡♡♡♡」
何度も突き上げられて声にならない声をあげる。ドロ…ッと篠崎の先端から白濁が漏れ出た。
ずんっずんっと引かれては奥に当てられる。漢三は何も喋ってくれない。苦しそうな顔で噛み締めて腰を振っていた。
「は、は…ッ漢三…ッ♡」
そ、と腰を握る腕を撫でてやった。
「…ッ篠崎…ッ」
今にも泣きそうな顔で漢三が呟く。
「…おいで、漢三」
両手を広げてやると、漢三は素直にぎゅっと抱きついてきた。
「…っ怖い、怖いんだ。篠崎…お前を傷つけるのが怖い…なぁ、分かってくれよ…怖いんだよ…ッ」
一際強く抱きしめながら大粒の涙を流されてしまった。
「…なあ、それなら人でやるんじゃダメなんかや…?」
「…保たないんだ。中折れしちまう」
「体調…悪いんかや?…気づかんくてごめんな…」
「隠してたからいいんだよ」
「やめるか…?」
「俺はやめてもいいぞ…お前次第だ」
「……でもイきたいやろ?」
「…否定はしないよ」
「なら、抱いてくれや…頼む」
頼む…と頭を抱かれる。…もしかしたら、繋がれるのはこれきりになるかもしれないな、と微かに思った。俺の体が…保つかどうか。それなら最後だと割り切ってしまおう。
「…動くぞ」
「うん、ありがと」
ずる…と抜ける寸前まで引いて、ゆっくり、ゆっくりと奥に進む。
「ぅ、あ…んっ♡」
とちゅ、奥に当たる。ゆするように奥を刺激してやると篠崎はシーツをぎゅっと握りしめた。
「ん、んんっ…♡」
「…気持ちいいか?」
こくこく、と頷いた篠崎の頬をそっと鼻先で撫でて言う。
「もっと奥、いってもいいか?大丈夫か?」
「ん、ええよ…漢三、我慢せんとがっついて来てや」
「…っ人の苦労をなんだと思ってんだよ」
「ウチと寝るのは苦労なんかや?」
「…違う。そんな悲しい顔するな」
「んふ、ちゃうならちゃんと…欲しがってや、ウチのこと」
「…ああ。ごめんな」
「んもう!あやま、ンぁあッ♡」
ごつん!奥を抉る。ごつ、ごつっと穿って突き上げる。
「あ゛♡あ、あ゛ッッッ♡」
「は…っ篠崎…ッ」
「んく、ぅ♡…ッあぁあッ♡ひぁ♡ぁ、ゔッ♡」
「篠崎…篠崎っ」
「か、んぞ…ッ♡ぅあッ、んはッ♡」
ばちゅばちゅっと打ち付けた後ゆっくりと中を撫でる。
「はぁ…篠崎…篠崎…」
「あぅ♡…っ漢三…っ♡」
「…可愛いなぁ…」
愛おしむように微笑んでするりとマズルを頬に擦り付けられる。
「ん…♡」
その頭を抱き寄せて狼耳の中を撫でた。
「ぁ…っ♡」
ビクリと陰茎が勃った。中で熱い棒がびくびくと動いて感じてしまう。
「あぅッ♡漢三、そ、そんな気持ちええか?」
「ん…♡あ、ああ…気持ちいい…」
「…なら…耳、貸して?」
す、と寄せてやると篠崎は狐の薄い舌でざらざらと耳を舐めた。人とはまた違った刺激で腰にくる。
「ぅ、う…っ♡…あ、篠崎…しのざき…ッ♡」
「んぁ♡あ、中、なか…動いて…気持ちい…っ♡」
「は、は…っ篠崎…すまん、耐えられん…っ」
我慢の限界、と漢三は篠崎を抱きしめてそれを一番奥まで挿れた。
「ひァああぁあッ♡」
ガクンと背が反る。バチバチバチッと視界に火花が散った。
「篠崎…ッ♡」
ガツ、ゴツッ、亀頭球の手前まで挿れては引いて、息を荒げる。ああ、だめだ、これ…気持ちいい…止まんない
「篠崎、しのざき…っ♡」
「あ゛♡ん゛ぁッ♡は、あ゛、あ゛♡ゔ、ゔ〜ッッッ♡♡♡」
縮こまるようにして快楽に耐える篠崎が下唇を噛み締める。それを見かねて指で撫でてやる。
「ぅあ♡か、んぞ…ッ♡」
「篠崎…ッ、速めるぞ」
「ん、ん♡」
がちゅがちゅと激しく突く。奥が詰まってる。もっと、もっと奥にいきたい。
「は、はっ、はっ」
「ん゛♡ん、んあ゛ッ♡あ゛、あ゛ッ♡…ッ!あぐ、あ゛っ♡」
「篠崎…っ篠崎ッ」
「ン゛ッ♡ヴ、う、ぁ、あひ、ひッ♡」
ぐ、ガツッ、ごちゅ、ぐっ、ぐっ…ぐっ……ッがぼっ!!
「ひ、ぁッあ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あああああああッッッ♡♡♡♡♡」
大袈裟に身体が反る。だくだくと精液が先端から垂れる。
「あ゛♡あ、ぁ♡は、あ〜〜〜〜〜〜〜〜…♡♡♡」
篠崎は涎を垂らして白目を剥いて意識を飛ばした。
ぐったりした篠崎の身体を抱き抱えたまま突き上げる。だめだ、やめてやらないと…壊れてしまうかもしれない…!
そんなこと頭では分かっているのに身体は止まらなかった。
「し、しのざき、しのざき…ッ篠崎…ッ♡…く…ッ♡」
がぼがぼがぼっと中を抉りながら最奥まで突き上げて射精に備える。
「は、ァ…ッ…篠崎…♡」
愛おしくて、たまらなくて、好きで、好きで、苦しい。食べたい、食べてしまいたい、今なら痛みも感じずに殺してやれる。食べたい、食べたい…ッ
「……ッ」
シーツに頭を擦り付け、ゴク、と喉を鳴らして耐え切った。
ダラダラの涎と、熱い息、ギチギチの陰茎と、狭い穴。
「は…♡は…ッ♡…ッ気持ちいい、気持ちいいよ…篠崎…ッ♡」
強く抱きしめて激しく突き上げ、そして全てを挿れた。
亀頭球までグッと押し込み、そして果てた。
「……し、のざき…ッッ♡♡♡」
堰を切ったようにびゅーびゅーと出続ける。十数分かけて全ての精液を篠崎の中にぶちまけた。
「…は…っ……はぁ…ッ」
ズル、と萎えたそれを抜いて篠崎の隣に倒れ込む。
「…篠崎…」
一瞬だけ人に変化して、篠崎の唇にキスをする。
「…好きだよ」
頬を撫でながら一言呟いて狼に戻り、篠崎の腕を枕にして寝た。
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