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第1話

ストロベリーボーイ 城沼翔吾 体育教師新任 円苺恋 高校2年生翔の幼なじみ 本庄翔 高校2年生クラスの人気者 藤堂正樹 苺恋の初恋の相手 羽咲りり高校2年生苺恋翔の幼なじみ これは僕、円 苺恋(まどかいちご)高校2年の男子高生の恋の話だ。 僕の名前を目にして男なのに苺恋?ってなっている人も多いだろう。 正直僕も思っている。 それに身長は156cmと小柄な訳もあり男子生徒には女みたいだと馬鹿にされる日々だ僕はこんな女みたいな名前も容姿も嫌いだった。 そんな僕が自分を好きになった。 桜吹雪が舞っている4月のことだ……。 「いっくん!おっはよー」 この声がバカでかく、朝からハイテンションで僕の名前を呼ぶ奴は僕の幼なじみ本庄翔(ほんじょうかける)だ。 翔は小学生の頃に隣の家に引っ越してきて以来、高校までずっと一緒だ。 いわゆる腐れ縁ってやつだ。 「おはよーかける」 「いっくんきいた?今年新任の先生が来るんだって〜!可愛い女の先生だったらいいなぁ〜」 「翔、苺恋おはよう」 「「おはよ〜」」 この子は翔と僕の中学からの友達で羽咲りり(うさぎりり)という女の子。 小柄で可愛くてうさぎと言う名前がぴったりな子だ。 「翔〜話聞こえてたけど残念だったね!新任の先生は身長が183cm高身長イケメンの体育教師だってさ!!さっき女の子たちが騒いでたよ」 「ちぇ〜男かよ〜いっくん残念だったね〜」 「ねぇ、僕を巻き込まないで!何も言ってないよ!」 そんな風に笑いながら話をしていた。 始業のチャイムがなった。 クラス全員が席に着いた時教室のドアがガラリと開いた。 そこに立っていたのは初めて見る顔の先生。 そう、新任の先生は僕達の担任になったのだ。 「はい。おはようございます。今日からこの学校で働かさせて貰うことになりました。城沼翔吾(しろぬましょうご)といいます。よろしくお願いします。」 そう言いながら黒板に名前をスラスラと書いていく。 城沼翔吾先生か…… この時の僕には予想もしてなかったことになるとは思ってもいなかった。 「ねね!いっくん、翔!翔吾先生めちゃくちゃかっこよくない?!」 「あーりり、あーゆーの好きだもんね〜」 「いっくん!私あの先生好きかもしれない!」 「羽咲ちゃんならかわいいから大丈夫だよ!僕達も応援するね!」 「いっくんかわいい!!だいすき!」 そう言いながら僕に抱きついてきた。 僕は高校2年にしてまだ恋愛というものをあまり経験したことがなかった。 この容姿と名前のせいか女の子には相手にされないどころか、かわいい!弟みたい!いや、妹かな?とまで言われている。 悲しい話だ。 新学期が始まって1週間たった今日の終業のチャイムがなった。 「あーつかれた。俺部活だけどいっくん今日も待ってる?」 翔に聞かれた。 「うん!教室で勉強して待ってるね!」 そう言い翔を見送った。 僕はあまり人付き合いが得意ではない。 まともに話せるのも羽咲ちゃんと翔2人だけだ。 家が隣だからいつも翔の部活が終わるのを待っている。 ぼーっと桜もそろそろちるなと外を眺めていたら…… ガラッ!! 「あれ?円まだ残ってたのか」 教室のドアが開き城沼先生が話しかけてきた。 「あ、はい。かけるを……あ、本庄くんの部活終わるのをまってます……凄いですね。もう名前……。」 「あはは、当たり前だろ!先生まだ若いから名前くらい覚えてるよ。それにしても円は偉いな残って勉強なんて」 と言いながら近づいてきた。 「いえ、それくらいしか取り柄もなくて人ともあまり上手く話せないので部活とかは……ちょっと苦手で。」 「そーなのか、まぁ、あんまり遅くまで勉強しすぎるなよ」 そう言いながら先生は教室を出ていった。 156cmしかない僕からしたら間近で見た先生は大きくてなんだか昔のことを思い出してしまっていた。 それは、僕がこの高校に入る前中学3年の2月。 初めて好きな人が出来た時の話だ。 その人との出会いは今思うと僕からは想像がつかないくらい強引なものだった。 「いっくんもそろそろ高校生なんだから好きな人くらいできなきゃじゃないの?まぁ、いっくんは可愛いままで俺の横ちょこちょこ歩いててくれればいいんだけどね!」 「かけるみたいにそんな色んな女の子と付き合えないし。かわいいっていうな!!ばか!」 「そーゆーとこが可愛いんだよ!一目惚れとかは?したことないの?」 「一目惚れ?うーん。ないと思うなぁ。」 そんな話をして歩いていると僕の横をスーツを来た人が通り過ぎた。 自分でも驚きだが自然と目で追ってしまっていた。 身長は見上げるほど高くてスーツを着ていて前髪を上げている男の人だった。 「かける!ごめん僕……。いってくる!!」 「え?!いっくん?!」 僕の体はとっさにその人を追いかけた。 「あのすみません。」 息を切らしながら声をかけた。 「ん?どうかしましたか?」 その人の声は優しくて大人な甘い声をしていた。 なんだか緊張が解れた気がした。 「あの、変な事だとは自分でもわかっているんですが……気づいたら走ってこえをかけてしまって……あっ、すみません。」 「初めてそんなこと言われたよ笑まさか中学生にナンパされるとは思ってもなかったな……」 少し困った顔をしてそう言っていた。 周りの人からの視線が痛い。 そう思っていると…… 「ここじゃなんだからどこかで少しお話でもしようか」 そう言って近くの公園まで2人で並んで歩いた。 変に胸がドキドキして変な歩き方だったと思う。 公園に着くとベンチに並んで座った。 慣れてるのかな?そんな事を考えていた。 「こーゆー事はよくするの?」 僕の顔を覗き込んできた。 「いえ……初めてです。……。僕も自分で驚いてます。」 凍える手を握りしめながら話していると。 「少し待ってて。」 そう言いながら自販機まで行きコーヒーを買ってくれた。 だけど、僕は大の甘党だ。コーヒーなんて苦くて飲めない。 「買ってきてくださったのにごめんなさい!僕…コーヒー苦くて飲めなくて…。」 そういうと優しく笑いながら 「ごめんごめん。こんな可愛い顔した子がコーヒーなんて飲めないよね?これは俺が飲むよ、何か買ってこようか?」 そう言ってくれた。 だけど、彼が口をつけたそのコーヒーがどうしても飲みたくなって、彼の手から取り苦いコーヒーを口に含んだ。 今思うと優しさに少し惹かれたのしれない。 「あの、僕苺恋っていいます。……お名前は?」 「あぁ、ごめんごめん!まだだったね。藤堂正樹(とうどうまさき)って言うんだよろしくね。」 まさきさんかぁ名前を聞けたことよりも可愛い子って言われたことがフラッシュバックしていきなり恥ずかしくなった。 その日は連絡先を無理やり交換して、別れた。 そんなこんなで僕と正樹さんは時間が合うと遊ぶようになった。 正樹さんは23歳で歳上だったけどそんなことも気にならないくらい好きになった。 正樹さんはよく僕に可愛いと言ってくれる。 正樹さんと一緒にいる時間が楽しくて幸せでもっと一緒にいたいそう思っていた。 ここだけの話体の関係もあった。 あ、これは内緒ね! 初めての相手が正樹さんでよかったと思っていた。 そんなある日僕が思い立って告白をしようとしたんだけど…。 「まだ待って欲しい。」 その一言だけ返ってきた。 その1ヶ月後。 僕にとって最悪の日となった。 「ごめん。俺彼氏が出来たんだ。伝えなきゃと思って。」 「そっか……仕方ないよね!僕なんてまだ中学生だし!」 涙が溢れそうになった。 正樹さんに彼氏ができるなんて思ってもなかった。 僕と付き合って欲しかった。 まだ待って欲しいってなんで……。 胸が苦しくなった。 「けど、苺恋とは離れたくない。わがままでごめん。」 そう言われた。 僕はもう忘れてしまいたい。 そう思いたかったのに思えなかった。 その後も忘れる努力はしたけどずっと好きだった。 こんなの初めてだった。 こんな思いをするなら好きになりたくなかった。 次第に正樹さんと会うことも無くなっていった。 これが僕の初恋の話。 話を戻そう。 城沼先生が担任になってから3ヶ月がすぎ体育祭の時期に差し掛かっていた。 羽咲ちゃんはと言うとまだまだアタックをしているようだった。 「いっくん!そろそろ体育祭だね〜夏だね〜青春だね〜」 そう、翔はサッカー部ということもあり運動神経抜群その上顔がいい。 「やだよ。僕運動できないもん。」 「いっくん中学の時も徒競走ビリだったもんね〜」 「うぅ〜。羽咲ちゃんひどい!言わなくてもいいじゃん」 「お〜い、りり。俺のいっくんいじめんなよ〜」 〜2日後〜 今日は体育祭の種目を決める日だ。 城沼先生が教卓からアンケートを配っている。 城沼先生を見ていると正樹くんのことを思い出してしまって話が筒抜けになることが多かった。 話を聞いていなくていつの間にか僕は大の苦手、徒競走を走ることになっていた。 しかも2番手だ。 「いっくん!俺部活いってくる!待っててね!」 いつものように翔が部活に行った。 教室で勉強をしながら待っていた。 すると…… 「お!偉いな円また本庄待ちか??」 城沼先生がはいってきた。 「あ、そうです。」 未だに僕は慣れない。 先生が僕の前の席に座った。 「円って頑張り屋だよな。最近よくぼーっとしてる事が多いように見えるんだけど、なんかあったか?俺で良かったら聞くぞ」 と優しく声をかけてくれた。 そう、先生は最近僕達が羽咲ちゃんの事を応援していることもあって良く話をすることが多くなっていた。 「いや、先生には話すこともありません。 そう言えば、羽咲ちゃんが先生の連絡先を知りたいって言ってたので教えてください」 「いや〜生徒に教えるのはまずいだろ〜。あっ、けど、いや、」 先生は何か悩んでるようだった。 「先生大丈夫ですか?」 顔を覗き込むと眉間にシワがよってて笑ってしまった。先生はメモ帳を取り出して電話番号を僕に書いて渡した。 「え??……。まずいんじゃなかったんですか?」 「いや、最近円の様子が変だからいつでも相談できるようになら渡してもいいかなって」 優しい笑顔で微笑んでいた。 「あ、羽咲やほかの生徒には内緒な?」 そう言いながら先生は教室を後にした……。 なんで僕が?そんな疑問を浮かべながら翔と帰路についた。 「いっくんそろそろあの人のことわすれれた?」 唯一翔にだけ正樹くんのことを話していた。 翔は僕が男の人を好きになったことを気持ち悪がりもせず優しく変わらず接してくれていた。 「翔。最近ね、城沼先生を見てるとたまに思い出しちゃってぼーっとすることが増えたみたい。先生にも言われちゃった」 「そっか。まぁ、時間かけていいと思うよ俺はいつでもそばにいるから」 「ありがと!かける!だーいすき!」 翔は僕に過保護で、よく付き合っているのかとからかわれることがある。 でも翔は気にしてないようで「そうだよ!付き合ってるよ!」と返すことが多い。 翔が僕のことを好きだなんてありえないと思っていた。 久々の休日の日、僕は翔と羽咲ちゃんとカフェに行く約束をしていた。 僕は親の趣味でかわいい服しか持っていないせいか、私服で歩くとお兄さんに声をかけられることが多かった。 でも、いつも翔が追い払ってくれている。 カフェに着いて食べるものはもちろんショートケーキにマカロン、ガトーショコラに…悩んでいると…… 「そんなにいっくんひとりで食べれる?いいよ俺が買うから半分こしようね」 と翔が甘やかしてくれた。 「いっくんはいあーーん」 翔が口にケーキを運んでくれた。 「おいしぃ〜。しあわせだぁ〜」 「いっくん口の端にクリームついてるよ可愛いなぁ」 と羽咲ちゃんが拭いてくれた。 みんな僕に優しすぎてたまにむずがゆくなる。 ケーキもいっぱい食べて幸せな気持ちのまま帰ろうと3人で歩いているときだった。 「あれ??苺恋?久しぶり!元気だった?相変わらず可愛いなぁ。あ、これ俺の彼氏」 そう大好きだったあの人が彼氏を連れて居たのだった。 「あの、お兄さんいっくんになんか用ですか?」 翔が威嚇しながら話しかけた。 「あーごめんごめん。俺苺恋が大好きだった正樹です」 「え。苺恋……男の人が好きだったの?」 「あれ?苺恋話してなかったんだ、わるいわるい 笑」 いつか言おうと思っていたがこんな状況で羽咲ちゃんに知られたのが嫌で怖くて逃げ出したい。 そう思った時には走り出していた。 気がついたら全く知らない場所に来ていた。 携帯の充電も運悪いことに切れていた。 どうしよう。 どう帰ろうか迷っていたら…… 「あれ?円?こんなところで何してるんだ?」 「城沼先生?!」 たまたま城沼先生の家の近くだったみたいで声を掛けてくれた。 城沼先生の顔を見た途端、安心したのか涙が溢れ出して止まらなかった。 「ちょっとまってろ」 といい先生は少しの間離れた。先生がどこかに行ってしまって直ぐに僕は落ち着きを取り戻し始めた。 また一人ぼっちか……そんなことを考えていた。 「はい。これ温かいもの飲むと落ち着くだろ?コーヒーは勝手に苦手そうだなって思ったからココアにしておいたけど飲めるか?」 「大丈夫です。ありがとうございます。」 「何があった?話してごらん。」 ココアの温かさと先生の優しさで僕は過去の好きだった人の話、先生を見るとふと思い出してしまって上の空だったことを打ち明けた。 先生は何も言わず頷きながら聞いてくれた。 「なるほどなぁ。それで走ってたら知らないところにいたっと」 「そうなんです。ごめんなさい。」 「謝らなくていいよ。話してくれてありがとうな!困ってたなら電話してくれればよかったのに」 笑っていた。 「制服のポケットに入れたままだったので……先生は困ってる生徒がいたら誰にでも連絡先教えるんですか……?」 なぜ聞いたのかわからないが、僕の口から言葉が出ていた。 「うーん。そーだな。渡さないが正解かな。円はなんだかほっとけなくてさ。家まで送るよ」 心のどこかで良かったと思った自分がいた。 だがあくまで教師と生徒。 男と男。 ありえるはずがない。 先生は本当に家まで送ってくれた。 「また月曜学校でな!」 そう先生は言って帰って行った。 〜月曜日〜 なんだか羽咲ちゃんにも翔にも会いづらくてどんな顔をしていいか分からなかった。 「いっくんおはよ!!この間は大丈夫だった?連絡取れなくなったし!」 「まぁ、苺恋は女の子よりも可愛いから男にもモテちゃうよね〜」 いつもどうりの2人だった少し安心した。 「ごめんね。充電切れてて!」 先生の話はしない方がいいだろうと思いそれだけを話した。 羽咲ちゃんは翔から全てを聞いて頑張ったねと頭を撫でてくれた。 授業が始まって今は4時間目だ。 月曜の4時間目は決まって城沼先生の受け持つ体育だ。 今日はバスケをするらしい。 僕は運動が苦手なこともあり体育館の端っこで座っている。 翔は運動神経もいいし、クラスの人気者だから真ん中の方で楽しそうにはしゃいでる。 「いっくん!俺、絶対シュート入れるから応援しててね!」 大きな声で叫んでくる。 僕は翔以外の男の子と話すのが苦手で目立つことも嫌だから軽く手を振った。 「おーい、本庄イチャつくな〜」 城沼先生に翔が注意されていた。 僕は思わず笑ってしまった。 あれから僕は何となく城沼先生を見ていることが増えた。 今日のバスケは先生も入ってゲームをするみたいだ。 「かっこいいなぁ」 自分でも驚いたが、声が出ていた。 この感情が恋だと気づくのにさほど時間はかからなかった。 だが、実るはずはない。 生徒と教師。 男と男。 ましてや羽咲ちゃんが狙ってる人だ。僕は自分のこの感情を胸の奥底に眠らせることに決めた。 〜昼食〜 いつものように3人でお弁当を食べていると城沼先生が来た。 「お、お前らこんなとこで食ってんのかいつも3人仲良いなぁ〜」 そう言いながら先生は座り込み僕らと一緒に食べ始めた。 「先生〜こんなとこで食べてていんですか〜?あ、もしかして手作りですか?下さ〜い」 羽咲ちゃんがかわいく先生にアピールしてる可愛いなと思い微笑んでいると 「何ニヤニヤしてんの?」 翔が笑いながら聞いてきた。 「別に〜??」誤魔化すことしか出来なかった。 「円、お前昼食それだけか?羽咲より少ないんじゃないか?身長も名前も顔も女みたいに可愛いなぁ〜」 なんだかむずかゆかった。 「あ!先生それいっくんにセクハラですよ!あと、俺のなんで取らないでください!」 翔がいい返していた。 こんな昼食も悪くは無いなと思いながら昼食の時間はあっという間に過ぎていった。 放課後教室で勉強していると珍しく羽咲ちゃんが走りながら入ってきた。 その目には涙が浮かんでいた。 「どうしたの?」 「苺恋。あのね。私翔吾先生に告白したの。そしたら教師と生徒だしそんな目で見れないって……」 なんだか胸がザワザワした。 羽咲ちゃんを慰め終わって翔と3人で帰っていた。 羽咲ちゃんとバイバイをした。 「あと一週間で体育祭だなぁ〜いっくん今年はビリなるなよ〜?」 翔が茶化してくる。 「ならないもん!自主トレするし!」 「頑張ったらご褒美にチューしてあげるね」 翔がふざけながら言ってきた。 だが、どうしたものか本当に練習をしないとまずい気がしてきた。 だけど、こんな感情のまま城沼先生に教えてもらうのもなと思い悩んでいた。 〜朝礼〜 「はいおはよう。あと一週間になりました。苦手種目もあると思うから練習したい人は俺が手伝ってやるから言うように〜以上」 今日は基本的に体育祭の練習のみで午前のみだ。 帰るか練習をするか迷っていたので翔には先に帰ってもらった。 いや、今年は僕も頑張ろうと思い先生にお願いをしに行くことにした。 先生に快く手伝ってくれることになった。 気がつけばもう夕方になっていた。 僕は珍しく汗をかいていた。 「よし、ここまで出来たら大丈夫だよ!円去年もビリだったらしいなぁ〜聞いたぞ〜」 「もう。先生までばかにしないでください!」 「あはは、かわいいなぁ」 そう言いながら先生は大きな手で僕の頭を撫でてくれた。 僕の頭を撫でる手は優しくてなんだか心地が良かった。

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