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第7話
気がつくと、見慣れた天井が視界に広がっていた。
横には悠太郎が愛くるしい寝顔ですやすやと眠っている。
良かった、元に戻れたんだ。
ホッとして起き上がり、ぼくはいつもの朝を迎えた。
幼稚園に着くと、はるか先生はもう園に到着してホールでピアノを弾いていた。
「おはようございます」
「おーすっ!元に戻って良かったよな!」
ぼくが声をかけると、はるか先生は笑顔で応えてくれた。
「は、はい……」
もう、絶対あんな事起きて欲しくない。
はるか先生、こんな爽やかな顔してるけど、家に帰ったらあんなすごいコトしてるなんて。
ぼくは、はるか先生が3人の中で一番すごい人なんだと別の意味で思った。
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