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第38話 レコーディング④

 午前中と同じく、何度も何度も撮り直しが繰り返される。 より良いものを収めたいという思いはみんな一緒だ。 そして、やっと夜休憩の時間になり、俺は控え室に戻った。  スケジュールには、何時までにこの曲を収録すると細かく決められていた。時間内に録り終わらないと空きのスケジュールを確保しなければならない。  俺は、時間よりも早く録り終わった。 みんなが戻ってくるまでまだ時間がある。 途中休憩は何回かあったものの、朝からずっと立って歌い続けていると体力が消耗する。 両手を上に上げ、軽く伸びをした。 近くにあったソファに横になると、段々瞼が重くなっていった。  「純斗、ここ入ろう! え、もしかして純斗怖いの? お化け屋敷。大丈夫、俺が手繋いでてあげるから!」  ここは遊園地か? 俺の手を繋いでいるのは永人か。 そうか、きょうは遊園地に遊びに行くって言ってたっけ。 ……にしても、暗いな。  「地獄へ連れて行こうか〜!!」  「ぎゃーーー!」

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