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■勘違い
「やっと大人しくなったな。そんなに怖いか、選手生命絶たれんのが」
腰を掴まれて、先生のが後ろに当てがわれたところで、現実から目を背けるように両腕で視界を覆った。
唇を噛んで、ただ時が過ぎるのを待とう。
ところで性行為ってもっとこう、言い方はアレだけど、ぱんぱんリズミカルにやるものだと思ってたんだけど、先生のが大きいからか俺が慣れてないからか、ず、ず、と内壁を抉るように無理に捩じ込まれながら進んでくる。
大丈夫、恐怖を捨てれば痛みしか残らない。
痛みだけなら、耐えられる。
だいぶ奥まで進んだようで、苦しくて吐息がこぼれる。
「キツいなあ、こっち扱いてやれば良くなるもんかなあ」
「ッあ!?」
突然、ぐ、と自身を握られて、ビクッと体がはねた。思わず出た声に、しまった、殴られると慌てて口を塞ぐ。
人に触られることなんてまず無いし、ましてこんなふうに扱かれるとか初めてで、なんか、強い刺激に頭が真っ白になる。
「おまえさあ粗くされんの結構好きだろ、さっき俺のチンコ咥えながら脚で踏まれてちょっと固くしてたもんなあ」
そんなわけ無いし、でも扱かれて声が漏れ出て抑えられてないのは事実。
じわじわ熱が集まっていくのを感じて、
困惑する、
あ、
イけてしまいそうでイキたくて、でも先生にイかされんのは本当に無理、
必死で口を押さえて首を振って拒む、
自分のが先生の大きな手で激しく扱かれて大きくなってるのが目に入って、
あまく皮が重なったカリが親指の骨で抉られた瞬間、
ビリッと腰が痺れて白く液が飛び散ったのが見えた。
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