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入籍前夜02* ~プロポーズはベッドの中で~

真は和也を抱えたままベッドルームに行くと、ベッドの中心に 和也をそっと置き、服を脱がせ、そのまましっかりと抱きしめた。 「・・まだ許してくれない?」 真は顔を近づけ、和也の潤んだ瞳をじっと見つめる。 「・・・どうしたら許してくれる?」 真は優しくキスすると、耳や頬にチュッ・・チュッ・・と口づけながら聞いた。 「いっぱいギュッってしてくれたら許す・・」 和也は抱きしめてもらおうと、ぱっと手を広げる。 「・・・ぎゅっとしたら・・ね・・」 真は和也の開いた両手をグッと掴むと、和也の腰の辺りでベッドに押し付け、 そのままぎゅっと両足に体重を乗せ手が動かせないようにする。 「こういうぎゅっとじゃ・・なっ・・・」 和也はジタバタしているが、既に馬乗りになった真はビクともせず、 そのまま深いキスをされ何も言えなくなった。 「じゃあ・・・どういうぎゅっとなの?」 そう言うと、真は和也の両腕の横に手を着き、耳をペロリと舐める。 「ゃ・・あ・・・っ・・・」 和也の顔が紅潮し、頬や唇がピンクに染まる。 「和也が大好きなところをぎゅっとしてあげようか・・」 真も興奮しているのか、言いながら頬には汗が滲んでいる。 「どうしてほしい・・・?」 真は和也の言葉を待っている。 「・・・・む・・ね・・・・ぎゅ・・・って・・」 和也の小さな声がする。 「聞こえなかった・・分からないな」 真はいつもはあまり多くは喋らないのに、ベッドでは饒舌(じょうぜつ)でイジワルだ。 「胸・・・ぎゅって・・して・・・」 恥かしくて涙がこぼれそうになる。 真は和也の両乳首を指の腹で捉え、感触を楽しむように きゅっ、きゅっ、と摘んではコリコリと転がすようにする。 「あ・・・ぁ・・・ん・・・・っ・・・」 思わず声が洩れる。 「・・・和也の乳首は本当に可愛くていやらしいな」 真はそう言うと、両乳首を交互に吸っては舌先でチロチロと舐めた。 和也は、イきそうになるのをぎゅっと目をつぶって我慢している。 「和也は悪い子だな・・・こんなにして・・・」 乳首をトロトロに責められたせいで、和也の中心の先端から 透明な愛液(みつ)が溢れ出ている。 それを見ると、真は手から足をどけ、和也の中心を責め始めた。 愛液(みつ)を手ですくって和也の自身に塗りつけると、しっかりとした 大きい手でぎゅっと握り、ゆっくりと上下させる。 「ぁあ・・・っ・・・ぁんっ・・・ぁあん・・・っ・・・」 手が上下する度に和也が可愛い声を上げる。 和也は手がしびれてうまく動かず、されるがままになっており、 真が手を動かす度に躯体(からだ)がピク、ピク、と反応してしまう。 「ぁんっ・・やんっ・・あっ・・ぁあんっ・・」 真が少し手を早めると、和也はもうイきそうだった。 「ゃ・・・っ!!だめ・・っ・・・でちゃ・・う・・・」 真は和也がイく寸前でぱっと手を離すと、脚をぐっと開いて持ち上げ、 和也にも見えるように責め始める。 中心から溢れる愛液(みつ)を何度もすくい、後孔に馴染ませる ように指を2本、ヌルリ、ヌルリ、と挿れて和也に見せる。 「・・・ココ、見える?」 「ぅん・・・・・ぁ・・・っ・・・んぅ・・・・」 和也は真の指が挿入っているところを見せ付けられ、 恥かしくて瞳が潤みだした。 「また泣くのか・・仕方がない・・・」 真はそう言うと、すぐに熱く硬くなった中心を当てがい、 ズル・・っとゆっくり内部を(えぐ)るように和也に押し挿れる。 「ぁあああぁあああ・・・っ・・・・・!!」 深く(えぐ)るように、とてもゆっくりとクチュリ、クチュリ、と 出し挿れしながら真が真剣な顔で言う。 「和也、俺がどんなにお前を愛しているか分かるか?」 「・・・ぅん・・・・・・・」 「俺は・・・お前なしじゃ生きられない・・」 和也は涙で真が歪んで見える。 「まこ・・と・・・さ・・・っ・・・・・」 「和也・・・・」 暫く和也と真は動かずにひとつになり、お互いを抱き締めあった。 「和也、明日俺と結婚してくれ・・・一緒に指輪を取りに行こう」 真は深く和也に挿入したままプロポーズした。 ----口下手でエッチな彼なりの求愛の仕方。 「はい・・・・・」 和也の目から、嬉しさのあまりまたポロリポロリと大粒の涙がこぼれる。 「泣き虫め・・」 真がそう言い、くしゃくしゃと頭を撫でた。 「・・ぅん・・・・・・・」 和也は泣きながら幸せをかみしめる。 -------この日二人は心までがひとつになり、永遠の愛を誓い合った。 完

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