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第二十一章 温かな未来
せっかく玄馬が幸樹にと買っておいたパジャマは、早々に脱ぎ捨てられていた。
大きなベッドの上で、二人同じシャンプーの香りに包まれ、肌を合わせていた。
「玄馬さん。玄馬、さ、んン……ッ」
まだキスしかしていないというのに、幸樹はすっかり昂ぶり玄馬に擦りついてくる。
「昨夜もそうだったけど。幸樹、何だか積極的だな」
「んぅ。は、恥ずかしいです……」
それでも、悶えることはやめない幸樹だ。
(僕、ホントにどうしちゃったんだろ。何だか、身体が熱いよぅ)
「玄馬さん、お願い。早く」
「少しは慣らさないと」
「ヤだ」
『ヤだ』
嫌です、ではなく、ヤだ!?
「幸樹、今夜はすごくかわいいよ」
玄馬も、そんな幸樹にひどくそそられた。
ゆっくりと蕾に指を挿し入れてみると、そこはすでに熟れている。
「じゃあ、挿れるぞ?」
「ん……」
鼻にかかった甘い声に、玄馬の下半身は瞬間的に沸騰した。
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