189 / 195

第二十一章・3

「あぁあ、そこはッ! そこは、ダメぇえ!」 「イッていいぞ、幸樹」  しかし言われるまでもなく、すでに精を零してしまっている幸樹だ。  玄馬に一突きされるたびに、体液があふれ出る。 「も、もうダメ! 玄馬さん、玄馬さ、んンッ!」  身体をわななかせ、腰を必死で擦り付けてくる幸樹に、玄馬は目が眩んだ。 「幸樹、もしかして。発情してるのか?」 「え?」  発情。  その言葉に、幸樹の胸はどくんと激しく打った。 「んぁ、あ! あぁああ!」  びゅるッ、と勢いよく、幸樹は精を飛ばした。  発情。  僕が。 「僕が、発情……」  考えてもみなかった身体の異常に、幸樹は見悶えた。

ともだちにシェアしよう!