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第18話
「ほら、律!起きろー!」
「律先輩、遅刻しますよ!早く起きて下さい!」
いつもの朝、律は眠い目を擦りながらベッドで体を捩った。
「っつう!」
熱い痛みに声が上がる。
「どうしたんですか?…あぁ、手当てしないで寝ちゃったから、火傷のようになってますね…」
宗也の手が律の下半身をそっと撫でる。
「んんうぅううん!」
痛みと、それからくる気持ち良さに律が我慢できずに声を出した。
「そう…やぁ!痛いの…痛いから…ねぇ、もっとこす…ってぇ!」
律が腰を宗也の手に擦り付けてくる。律の甘い吐息が朝の明るい光を淫靡な空気に変えていった。そんな空気を感じながらも、追い払うことなく宗也は律の股間を撫で続けたままで、微笑みながら問いかけた。
「学校行かなきゃダメですよ?先輩達…」
宗也はそう言うが、律を撫でる手を止めることはしない。そしていつの間にか志貴も宗也の手を自分の股間に当てて腰を動かしている。
二人を交互に見ながら宗也はにんまりと笑うと、律を撫でていた手に力を入れた。
「ひぁあああああっ!l
律の叫び声に志貴が羨ましそうな顔をして、宗也を見つめる。
気付いた宗也がどうしたんですか?と、分かっているのにも関わらず、焦らすように尋ねた。
「俺も痛いの、宗也のくれる痛いのが欲しい。」
志貴の言葉に律が覆い被さるように声を出す。
「俺も!もっともっと痛いのが欲しい!宗也、痛いの我慢できたら褒めてくれる?」
これじゃ、今日も学校はお休みしないとかなぁ?
苦笑しながら宗也が二人の股間を激しく擦り上げていく。
「僕の可愛い先輩達…辛くて苦しくて痛いのを我慢できたら、いっぱい、いっぱい褒めてあげますよ。だってこんなに僕に従順で可愛い先輩達だもん。僕がして欲しいこと、わかるでしょ?」
ふふふと笑うと、二人は強く頷いて腰を激しく動かす。宗也に擦り上げられて、二人の朝の濃いのが宗也にかかった。
「あぁ、かかってしまいましたねぇ。」
「宗也、ごめんなさい。僕達が綺麗にするから、許して下さい。」
いつの間にか宗也への二人の言葉が敬語のそれにかわっていた。
「それじゃあ、綺麗にしてくれますか?そう、一滴も残すことなく綺麗にして下さいね。ふふ、自分達で出して自分たちの中に戻すって、すごい不毛…そして、また僕がそれを出すっていう無限ループ…ふふふ。」
そう笑顔で言う宗也に、二人はこぞってその体についた自分達の体液をぴちゃぴちゃと獣のように舐めとる。幸せそうな3人をもしも他者が見ていたら、その異様さに目を覆っていたかもしれない。
ようやく綺麗に舐め取った二人が宗也を見る。宗也の手が二人の頭を撫でて上手に出来ましたねと微笑んだ。それを二人は嬉しそうにされていたが、顔を見合わせて口を開いた。
「痛いの、頂戴!」
宗也が笑顔で頷く。そして、二人に見えるようにポケットからヒモを取り出すと、それを見た二人の喉が鳴り、目がじっとそれを見つめる。
宗也の手がまるで合図のようにヒモを引っ張ってパンと鳴らした、
「さぁ、遊びの時間ですよ?僕の先輩達。」
扉の向こうはいつもの登校時の光景。扉のこちら側では二人の悲鳴が上がる。三人は切り取られたような時の中で、痛みという幸福に包まれていった。
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