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第47話

「君の為に僕が出来る事ってないのかな」 「そうだね、この城を僕に代わって守って欲しい。城をというよりはこの庭をなんだけど」 僕が尋ねると、鮎原君は笑みを浮かべながら応える。 「分かった。必ず守るよ」 「あとは……あの時みたいに最期に君を抱きたい……」 笑顔が一瞬で色っぽい顔つきに変わって、僕は身体がかぁっと熱くなった。 「朝が来るまで、ユープ隊長が来るまで、俺の事だけ見ていて欲しいんだ……」 「あ……んん……っ……」 近づいてきた愛おしい人の唇に僕の唇が 重なり、貪り合うような口付けをする。 「岩浪君、君の事、名前で呼んでいいかな……」 「うん……じゃあ僕も君の事、名前で呼びたい……」 芝生に横になり、服を脱いで生まれたままの姿になる。 「君の事、ずっと抱きたいって思っていたよ、純一君」 「し…士郎君……」 抱き合うと、士郎君の姿がその荒い呼吸と共に変わっていく。 歯の中に牙のような形になっていくものが出てきて、髪の毛が伸びて僕よりも長くなり、耳は狼のようになり、爪も伸びて鋭くなっていった。 「これは……ウォルフ族の血の影響かな。こんな風になったのは初めてだよ」 そう言いながら、士郎君は僕の身体に触れてくる。 「んぁっ……!!」 「赤ちゃんに母乳をあげる為なのかな、服を着ていたら分からなかったけれど、ここ、少し膨らんでいるね」 恥ずかしくて隠していたほんの少しの膨らみを揉まれると、甘い疼きに襲われる。 「乳首も前より大きくなってすごく美味しそうだよ。……ひょっとしたら出るんじゃない?母乳」 「や……っぁ、やだぁ……っ!!」 敏感になったそこを唇と爪で2箇所なとも刺激されて、疼きが強まる。 「飲みたいな、一番最初に」 「はうっ!!」 その言葉で、僕は急に胸が熱くなって、何かが満ちていく気がした。 「あっ、あぁっ、変、胸がへんになってる……っ!!」 射精するのに近い感覚。 士郎君の手と唇で弄ばれて僕は昇りつめていき、遂に乳首の先から白濁とした液体を発射してしまう。 「……出ちゃったね」 士郎君は嬉しそうに笑うと、僕の乳首を咥えて音を立てて吸い上げた。 「甘くて美味しいよ、純一君。子供たちもきっと喜んでたくさん飲んでくれるね」 「あんっ、そんな……そんな事……っ……」 両方の乳首から母乳を吸われ、僕はそれに快感を覚えてしまっていた。 「その顔、すごく可愛い……」 「ひゃんっ」 士郎君の顔が僕の下腹部に降りてゆく。 お腹で見えなくなってしまったけれど、両方の性器を同時に舐められて、僕は快感で身体が震えてしまった。 「爪……痛かったら教えて……」 「あぁ……っ、一緒に……そんな風に一緒にされたら……っ……!!」 男性器を指と爪で弄られ、女性器を唇で愛撫されると、僕はあっという間に絶頂を迎えてしまう。

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