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深夜の教会

 誰も居ない深夜の教会。そこで俺はウェディングドレスを着せられていた。 「ゆうくん似合うね! 綺麗だよ」  ボロボロと涙を流しながら抱きしめてくる夏越。 「俺、女役なの?」 「右側にある妻の所に名前書いたじゃん!」  そこまで見てなかった。あの時は言われるままに名前を記入して提出したのだから。 「婚姻指輪と結婚指輪渡して無かったよね。両方準備してきたんだ」  夏越が取り出したのはピアス型の指輪。 「それピアスじゃない?」 「そうだよ、だからココにつけるの」  ツンツンと露出した乳首をつつく。俺が着ているウェディングドレスは胸元が露わになっているタイプだった。 「常にゆうくんの体と繋がっていて欲しいんだよね」 「いや、無理無理! 痛いのはマジ勘弁して欲しい!」  抵抗した腕をウェディングドレスのレースで縛りあげられる。そして、タキシードのポケットから出てきた消毒液とピアッサーで乳首の先に穴を開けられた。 「痛い……!」 「大丈夫、この痛みもいい思い出になるよ」  キラリと光る指輪は何カラットだろうか? とても高価そうだった。

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