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第2話
初めて見る、画面越しの男女の絡みにみんな大興奮です。
僕もAV女優と絡んでいるAV男優の体や腰つき、モザイク越しにはっきりは見えないけれど、薄いモザイク越しのちんぽに大興奮。
「....モザイク邪魔だな...」
僕の呟きに、だよな、と興奮気味に吉田くんが答えます。
「あー!やりてー!」
「わかる!やりてー!」
気がつけば、電気は消し、みんな思い思いに勃起したちんぽを扱いていて、思わず、釘付け。
AVに夢中な友人たちは気づかないので、友人たちをおかずに僕も扱いてイった。
全員、射精したものの、セックスの話題は止まらない。
「僕も随分、ご無沙汰だから」
突然の僕の呟きに、みんなの視線が僕に集中する。
「お前、やったことあんの!?」
「うん、あるよ」
「見た目によらないな」
「だな、人は見た目によらない、てガチだな」
みんなまだ中1で幼いけれど、特に僕はみんなより色白で小柄で細身、先生から可愛い、とよく言われる顔をしている、らしい。
「どんな感じ?」
「どんな...言葉にするの、難しい....」
僕は宙を仰ぎ、唸る。
「とにかく、もう頭真っ白になって...」
うんうん、とみんなが頷いて僕のセックス体験に耳を傾ける。
「....とにかく、癖になる、気持ちよすぎて」
先生の勃起がアナルを出し入れする、あの感覚を思い出していた。
「羨ましい...でも妊娠は気をつけろよ?ちゃんとゴムしてる?」
僕は首を傾げた。
「してないよ」
「えっ、じゃ、外出し?テクニシャンかよ」
「えっ、ううん、中出し。中に出されるの気持ちいいし」
「....中に....出される?」
うん、と僕は笑顔で頷いたが、みんなの丸い目が僕に集中して痛い。
「...まさかだけど...女とじゃなく、男とやってる...?」
「えっ、うん。そうだけど...」
しばらくの間の後....。
「....まぢかよ」
みんなが一斉に口にした。
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