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第6話

『ここ、かな』 (本に書いてあった、通りに きたつもりだけど当たって いるかな) ここは、神域と呼ばれて いる場所らしい。 『何をしに来た』 後ろから、声がしたので 振り向くと知らない 男性がたっていた。 『あなたが猛剛?』 恐る恐る聞いてみた。 『あぁ、そうだ。  現代人でも、知っている  のだな』 『あの、どうして疫病  を流行らせたんですか』 早速、本題に入った。 『疫病?あぁ、あれか。  あれは我ではない。  父上がした事だ』 『どうして、そんな事を?』 美咲は、不思議で仕方なかった。 『村の人が我らを忘れたから  ではなかろうか。』 『じゃあ、どうすれば  疫病を止められるのですか?』 『父上に、止めるよう頼んで  やってもいい。しかし  条件がある』 『村の人を助けるためなら  何でもします』 『何でも、か』 『はい』 『では、我の花嫁になれ』 『えっ』 (花嫁?僕いちょう男なんだけど) 『僕は、男ですが?』 『性別など、どうでも  よい。我はお前が欲しい』 猛剛は、美咲に一目惚れだった のである。 『では、我が里へ参ろう』 『・・はい』 美咲は、覚悟を決めてついていく ことにした。

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