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第62話:今更何を

「あ、あ、ああっ」 「ほんの数時間離れていただけでこれか? 本当に淫乱だな」 「はあぁっ! いいもん、クロイゼンのため、なら」 「ここはどうだ?」  クロイゼンがあるポイントを刺激した瞬間、 「はあぁっ!!」  とセイジュが大声を上げた。 「あ、あ、何それ、クロイゼン何したの!?」 「ん、最近人間の身体の作りを勉強してな、この辺りに性感帯があるらしいと聞いて」 「うぁぁぁああ!!」  クロイゼンがぐりぐりとそこを擦ると、セイジュは涙目になって頭を振った。若干尿が漏れている。 「頃合いだな」  そう言ってクロイゼンが指でセイジュの秘部を確認する。 「いいかセイジュ、痛かったり違和感や気持ち悪さがあれば必ず言え。無理をするな」 「はぁ、はぁ、わ、分かった……」  セイジュの秘部にクロイゼンのものがあてがわれると、それだけでセイジュの性器から液体が漏れた。 「う、う、うぁ……」 「クッ、まだキツいか一度抜いて——」 「射れて、クロイゼンの、今、欲しい」 「痛いかもしれんぞ」 「いい、よ」  クロイゼンは慎重に自らのものをセイジュに射し込んでいった。  すると、 「あ! 来た! 入った!! クロイゼン! もう大丈夫!!」  と、とあるポイントを越えるとセイジュがまるでガス抜きされたように歓喜の声を上げ始めた。  「なんだ、なんでおまえだけ! 俺は、キツすぎて食い殺されそうだ」 「ねぇクロイゼン、奥まで来て? そうしたら楽になるよ」  その言葉と声音に酔ってクロイゼンが一気に奥まで貫くと、セイジュが嬌声を上げると同時に、クロイゼン自身も一気に出し入れが容易になった。 「あ、あ、ああ!!」 「セイジュ、セイジュ!」 「クロイゼン!!」 「俺はおまえを……」 「あ、イク! あ、あ、出る!!」 「おまえを愛している」  セイジュの胸がきゅっと締め付けられると同時にクロイゼンが射精し、セイジュも続いた。 「はぁ、はぁ、お、俺も……」  

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