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第2話 『やってほしいプレイランキング第1位』

指定された部屋に入ってみると、でっかいベッドが置かれているだけの簡素な部屋だった。 ミルさんから他愛無い世間話などの話題を振ってもらえて、最初の気まずい空気はなんとかなった。 ふと『愚痴でもなんでも聞いてやる』というミルさんの言葉を思い出し、自分のコンプレックスについて相談してみることにした。なんとなく、ミルさんなら笑わずに受け止めてくれるのではないかと思ってしまう。 「俺、チビなくせにちんこだけはデカいってバカにされるんすよね」 「そうなのか?まあ、ちんぽに関しちゃ悩んでる人も多いって聞くしな」 「少し前まで付き合ってた彼女にも『デカすぎ、痛いからえっちしたくない』って振られるし……」 「そりゃ辛いな。どれ、見せてみろ」 「ええ!?」 「お前さん、ここが風俗店だって忘れたか?俺が触ったら、案外新しい扉開いちゃうかもしれねぇだろ?」 冗談めかして笑うミルさんに、どこかで変わりたいと思って相談したのかもしれないと思い、俺は意を決して穿いているズボンを下着ごと下ろしてベッドに寝転がった。 「……ッ!」 俺のちんこを見たミルさんは、目を釘付けにして息を飲む。 その反応に、やっぱり俺のモノは身体に似合わずデカすぎるのかと気持ちが沈む。 「す、すまん……思ってた以上にデカくて、これをブチ込まれたらどんだけ気持ちいいか……なんて考えちまった」 「へ……?」 「なあ、扱いてもいいか?」 「勃つか分からないですけど、それでもいいなら……」 「よっしゃ」 ミルさんはそう言うと、仰向けになっている俺を跨ぐように体勢を変えて、ローションが入ったボトルを手に取る。 俺は女の子が好きだ。ゲイではない。ミルさんに扱かれてもきっと勃つはずが…… 「んんん゛っっ!!?」 「ローションたっぷりつけて、こうやって雄っぱいでズリズリされると気持ちよくないか?」 くったりと萎えていた俺のちんこが、ミルさん自身の手で寄せられた雄っぱいの谷間に挟まれている。 するとどうだ。勃つわけないと思っていたちんこが嘘のように、あっという間にビキビキに勃起してしまった。 「ぱ、ぱいずり……!!?」 「こんぐらい筋肉ありゃ、男でもパイズリできるんだぜ?なんだ、ガッチガチに勃起できてるじゃねぇか」 「あ、ああっ……!」 セックスの時に一番やってほしい行為ランキング断トツのトップであるパイズリ。 俺のちんこがデカすぎる&歴代彼女に断られ続けて実現できなかったパイズリが、今現実のものに!! 「ミルさん、気持ちいいっす!ミルさんの雄っぱいに包まれて、んああ、イく!イっちゃいます……!」 「お、元気だなぁ。いいぞ、いっぱい出しな」 びゅるるるるる!!♡♡♡ 腰が浮きそうなくらいの快感にビクビクとちんこを震わせながら、あっという間にイッてしまった。 勢いよく放たれた精液が、俺の腹やミルさんの雄っぱいにたっぷりとぶち撒けられている。 ローションのテカりと合わさって、エロい以外の感想が出てこない。 「はぁっ、ああっ……!」 「気持ちよかったか?」 「は、はいぃ……」

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