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第5話 『あの日』の続きをしよう

俺こと津野 陽平(つの ようへい)は、初めての『雄っぱい風俗』で新たな出会いと性癖の扉を開いてしまった。 そのお店のキャストであるミルさん。 勘違いでゲイ専門雄っぱい風俗店に入ってしまった俺に対して、怒って追い返すどころか「話だけでもしていかないか?」と優しく招き入れてくれた。 俺の悩みを笑わずに受け止めてくれる優しさ、男が羨むガチムチな身体、さらに俺の好みどストライクのスケベっぷりに、ブチ込む一歩手前のところまでいってしまった。 それは男同士でエロいことをするという概念がなかった俺にとって、衝撃的なことであったと同時に、二十数年生きてきた中で一番と言っていいほど興奮した。 ふわふわとした気持ちを抱えながら家に帰り、ミルさんの雄っぱいとエロい姿を思い返しながらシコった。 そしてその日のうちに貰った名刺に書かれていたアドレスに連絡して、ラブホに行く約束を取り付けた。 単純だと言われるかもしれないが、俺はミルさんに心を奪われてしまった。 日を追うごとにミルさんが好きだという気持ちが溢れてきて、早く会ってこの気持ちを伝えたい。 「陽平、待たせたな」 「ミルさん!全然待ってないっすよ」 繁華街の駅前広場。 ミルさんとセックスできるのが楽しみすぎて、この日までに何度シコったか分からないし、今も約束の二十分前にはここにいたのだが、俺だけががっついているとは思われたくない。 それにしてもミルさんの私服姿……めっちゃカッコいいな。 お店ではドスケベなマイクロビキニ(この前家に帰ってから名前を調べた)を着ていたが、私服は半袖のリブ生地カットソーにぴっちりとしたデニムで、ミルさんのガチムチなえっろい身体が際立っている。 雄っぱいでリブ編みが凹凸に歪んでるのが本当にエロすぎるし、この服の下にあのドスケベ長乳首が隠れているのかと思うと、早く見たくて仕方ない。 「くくく……ッ」 「ミルさん?」 ふと笑いを堪えるような声が聞こえてミルさんの顔を見上げると、目を細めて面白いものでも見たような表情をしている。 そして俺の耳元に顔を寄せると、心地良い低音の声で囁かれる。 「お前さん、俺のことエッロい目で見過ぎ。……いい子だから、もうちょい我慢できるよな?」 「はい……!!」

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