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第8話 イケおじ変態支店長に狙われる俺のお尻(1)
薄暗い部屋の壁に一枚、青年の写真が貼られていた。
男はその写真を舌で舐める。
「はぁ…君は美しいよ…池沢君……すぐにペロペロしてあげる…♡」
男はニヤリと笑った。
*・*・*・*・*・*
うちに新しくやって来た支店長は、めちゃくちゃ美形だった。
なんでこんなイケオジがこんなとこにいるんだ?ってくらい無駄にいい男なのだ。
これまで、たまに本社から来る篠田が女の子たちの注目の的だったのだが、支店長が新しくなってから彼女たちの視線は支店長に釘付けだ。
なぜなら、ダンディなイケおじなのになぜか未婚なのだー!
女の子たちはなんとか支店長に気に入られようと毎日張り切っている。
今までの俺なら「え?俺の立場は…?」と拗ねているところだ。
しかしイケメン後輩篠田という彼氏が出来た俺の心は穏やかだ。
「はぁ、ほんっと支店長カッコいい♡」
「就業時間に張り合いが出たよね~。毎日楽しいわ」
「ほんと。男の要素が足りなかったからこの店舗!」
俺の心は…穏やか…だよ?
え、今までも俺いましたよね?
「あ、ちょっと池沢くんいるじゃん!ごめんねぇ。そんな意味じゃないのよ?ほら、池沢くんは奥様たちのアイドルだから…ね?」
「慰められた方が虚しいんで同情はいいっす」
「あら、拗ねちゃった…」
けっ。どーせ俺はアナニー狂いの後ろでしかイケない変態ですよ~だ。
ふん、俺の彼氏の方がイケオジより若くてエロくてカッコいいんだかんな!
とか考えてたら支店長に呼ばれた。
「池沢くんちょっと」
「ひゃいっ!?」
やべー、心の中で悪態ついてたのバレてないよな!?
「大丈夫?具合悪いなら…」
「いえ大丈夫です!」
「そう?あのさ、悪いんだけど今日この件で残れる?」
「あ、はい勿論です」
「悪いね。私も残るから頼むよ」
ちぇ、金曜なのに残業かぁ。
篠田に今夜遅くなるって連絡しとこ。
そして就業時間後。
俺は支店長と2人で残って仕事をしていた。
この調子ならそんなに遅くはならなそうだ。
昼休みに篠田にLINEで残業のこと伝えたら『帰ってきたら死ぬほど甘やかします』って返事が来た。
あ~、これは週末ドロドロにされるコースだ。俺は知らぬ間にニヤけていたらしく、支店長に指摘された。
「池沢君なんだか楽しそうだね?」
「え!?いえ、そんなことは」
「金曜なのに残業させちゃって申し訳ないけど、嫌な顔されなくて良かったよ。君は成績も上げてくれてるしとても…助かってる」
支店長が俺の肩に手を置いた。
「ありがとうございます」
そしてその手が急に背中をスっと滑り降りたのでゾクっとしてちょっと身震いしてしまう。
「ああ、すまない。ホコリが付いてた」
「あ、すいません」
そしてまた作業をしていたら、支店長が俺の分までコーヒーを入れて持ってきてくれた。
「どうぞ」
「あ、すみません俺!気が利かなくて…」
「いいからいいから」
「いただきまーす」
ふーふーしながら飲む。イケおじだし威張ってないし気は利くし、なんでこの人結婚してないんだろ?と考えつつコーヒーを啜りながら作業を進める。
あと少し…だな。
あれ?なんかすげー眠いぞ?んん?
嘘だろ、あと少しで終わるのに…支店長いるのに居眠りとかありえな……い…
*・*・*・*・*・*
ああ、やはり本物は素晴らしい…
この滑らかな手触り。
ずっと触れてみたかった…
頬もすべすべで桃みたいだ。
腹も腿もどこもかしこも白くてきめ細かく手に吸い付くようだ。
そしてこの乳首。綺麗なピンク色だ。
性器は大きくはないが形が綺麗だ。
匂いもたまらない…全身爽やかで清らかな匂いがする…
それなのになんだ?
尻の穴だけはほんのり赤く、ふっくらと芽吹いて明らかに使った形跡がある 。
これは…処女じゃないな?
ここだけが淫らに腫れそぼっている。
嫉妬にかられてその赤い蕾に舌を這わせる。
彼のそこを舐めたという事実だけで痺れるような快感が下腹部に走る。
そこをめちゃくちゃに扱きたいのを我慢した。お楽しみはこれからだ…
*・*・*・*・*・*
ピチャ…じゅぷ…ピチャピチャ…くちゅ
ん…?なに…?
「ああっん…あふ…」
誰かに股間を舐められてる感触で目が覚めた。
「あ…しのだ…?あんっやだ、なんで…ああっ気持ちいい…はぁ」
徐々に目が開いて、俺の股間に頭を埋めてるのが篠田のブラウンがかった髪の毛じゃないのに気付いた。
黒く艶のある、綺麗にセットされた髪の毛。
え…待って、誰?
「ひぃ、や、やめて!やだっ誰?!離して!」
顔を上げたのはなんと支店長だった。
「はっ、あ!え!?支店長!?何してるんです!?」
支店長は口の端を舐めてニヤッと笑う。
「お目覚めだね。これから君を存分に可愛がるところだ」
はぁあああああああ!?!?
どうした、支店長頭おかしくなった!?
俺は支店長の机の上に仰向けに寝かされていた。起きあがろうとしたら、後手に縛られてることに気づいた。
「えっ?お?!」
やべー、これ犯罪じゃね!?俺は真っ青になった。
逃げなきゃ。でも縛られてるし全裸に剥かれてるし…俺の服どこぉ!?
涙目になって焦ってたら支店長がニヤニヤしながら言う。
「ああ、慌てる君も実に美しい。そそるよ」
ヤベー、こいつは本格的にヤバい。ヤられる!そしてヤられたら、篠田にゴリゴリに怒られる!
そっちの意味でも逃げないとヤバい。
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