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第10話 イケおじ変態支店長に狙われる俺のお尻(完)

というわけで俺の家に帰ってきた。 篠田には合鍵を渡してあり、今日も一旦うちに来ていたらしい。 「でもなんで迎えに来てくれたの?」 「あー、待ってるつもりだったんだけど途中からLINEに既読も付かないしどうしたのかなと思って。先輩平常運転で迂闊だから念のため迎えに行ったらあれだもん、ほんっっとどんだけ俺を心配させたら気が済むんだよ?」 「ごめん。でも支店長と一緒であんなことなるとか思わないだろ普通?」 「ふん、どうだか。先輩が色目使ったんじゃないんですか?」 「はぁ!?そんなわけあるかよ!失礼だな」 「あのおっさんが美形だからって物欲しげな顔して見てたんじゃないの?俺だけじゃ満足できなくてさ」 「おい、いい加減にしろよ?いくら俺でも怒るからな」 「じゃあこれはなーんだ?」 「あ?なんだよ…その箱?…あ…え?」 「さっき届いて、何かなって見たら…」 「おまっ、お前勝手に人の荷物開けてんじゃねーよ!」 「これが入ってて~」 ガサゴソとA○azonの箱を漁って中身を取り出す。 「わー!わわーー!やめろ!ばか!」 中から出てきたのは新しいディルドだった。俺は篠田の手から品物を取り返す。 「篠田のバカ!あほ!なんで勝手開けるの?!プライバシーの侵害だからな!」 「あのさぁ、俺だけじゃ満足出来てなかったわけ?これ見て俺、落ち込んだよ?」 「ち、ちがう!そういう事じゃないんだって。セックスするのとアナニーするのは違うっていうか…」 俺は必死で弁解する。 しかし篠田の追及は続く。 「俺に隠れてコソコソお尻いじってよがってるから、ああいう変態に目ぇ付けられんじゃないですか?」 「……っく!」 くそー、このディルドの前では言い訳しにくいぞ! でも本当はこれ買ったの篠田のせいなんだよ。 「まあいいや。とりあえずあいつに舐められた身体綺麗にしましょう」 そしてまた俺は篠田に全身隅々まで綺麗に洗われてベッドに連れて行かれた。 「じゃあ、今日は先輩が全身舐められる刑ってことでやらせてもらいますね」 「はぁ!?」 「あいつに舐められてイかされたんでしょ?本当に殺してやりたいくらいムカつくよ。全身俺が舐めて消毒する!」 篠田はガバッと覆い被さってきた。 「待て、イかされてないぞ!イキそうって時にお前が入ってきて未遂だから!!」 篠田の整った顔がスッと真顔になる。 イケメンが真顔になると怖いんだってば。 「何?俺が邪魔したって言いたいの?」 「ばっか、ちがうって!」 「でもイキそうになるくらいあの変態の舌が良かったんだ?」 「それは…」 ハァ、とため息をついた篠田が俺の腹を舐める。 「うわ!くすぐったいよ」 ペチャペチャと舐められ俺は身を捩る。 舌先が胸元に上がってきて乳首を舐められる。 「や、あんっ!」 ここ最近は篠田のせいで乳首でも感じるようになっていて、恥ずかしいけど気持ちよかった。 「あ…あぁ…」 「先輩腕上げて」 ん?何…? 言われた通り腕を上げると、篠田は俺の脇まで舐めてきた。 「ひゃっ!やだ!そんなとこ舐めないでぇ!」 ベチャ…ピチャ… 「先輩って…いい匂いするよね…」 「いやぁ…あん!舐めながら匂い嗅ぐのやめてぇ!」 「先輩の身体は全部俺のだから…好きにさせてよ」 「ああっあん!やぁ…」 「ほら、先輩脇舐められて勃ってるじゃん」 篠田が股間のものを撫で上げる。 そこもっと触って欲しい… でも篠田はそこをちゃんと触ってくれず、足の付け根を舐めたり、脇腹を舐めたりとにかく焦らしてくる。 「んんっ、はぁ…しのだぁ、もうちゃんと触ってよ…」 「だめだよ、全身舐め尽くして先輩が反省するまでは我慢だよ」 「ええっ酷い~!俺、帰ったら甘やかしてくれるってLINE見て残業頑張ったのにぃ!」 「なんだよ、先輩そんなに期待してたの?可愛いじゃん」 じゃあ触ってよ、さっきもイけなかったしもうイキたいのに… 「あんっお願いだからぁ…イキたいよぉ…」 でも結局許してもらえず、足の指の間まで丁寧に舐められた。 俺はイケないまま緩くずっと続く快感にヒィヒィ言わされた。 さっき支店長に舐められた時とは全然違う。 支店長はテクニックがすごくて射精感を煽られただけって感じだけど、篠田に舐められるのって、ただ性的に気持ちいいってより、あの篠田が俺のこと大事そうに舐めてるのが興奮するっていうか。 とにかくなんか、俺の脳からドバドバセロトニン出てますみたいな?あぁ、脳内麻薬ヤバ… とか思ってたら今度はお尻の穴に舌が触ってきた。 うそうそうそ!? 「やだ!篠田そんなとこ舐めちゃダメだって!ああっあん!」 俺はビクビク痙攣してしまう。 「でもほら、気持ちいいでしょ?」 ピチャ… 「だめ、だめ…ああっ♡」 篠田がそんなとこ舐めるなんて!絵面的にダメだろ! イケメンに何させてんの俺?! でもヤバいこれ…きもちぃ… 「舌中に入れちゃだめぇ!篠田ぁっ」 ピチャ、グニュ…ぬぷぷ… 「ああん!あっ気持ちいい…きもちいっあん♡」 じゅる、じゅぷ… 「先輩のここいやらしくひくついてるよ…俺の入れて欲しい?」 「挿れてっお願いもう許して、挿れてよぉ!」 「ちゃんと反省したね?」 「反省したぁ、だから俺のお尻に篠田のおちんちん挿れてぇ…っ」 篠田はやっとそこに俺の欲しいモノを挿れてくれた。 ずぷ、ずぷぷ… 「ほら、これが欲しかったんだろ?」 「ああっ欲しかったぁ♡気持ちいいのきたぁ♡♡篠田のが一番好きなのぉ…っ♡」 「だろ?なのになんで、あんなディルドなんて買ったんだ!?悪い子だなっおら!」 じゅぷ、じゅぷっどちゅ、どちゅっ 後ろから腰を打ち付けられる。 「ああっいい!しのだっ♡篠田のせいで…俺、もう篠田のじゃないとダメになっちゃったからぁ…だからあれ買ったのぉっ」 「あ?どういう意味??」 「あんっああっ♡篠田のおちんちんに似てるやつ買ったのぉ…ああん!」 「なにそれ、ほんとかよ…?」 「だってぇ、篠田いない時困るからぁ…」 それを聞いた篠田がぐっと奥にペニスを押し付け、腰を痙攣させた。 「ああっ中に出てる…!」 「うぅ、く、、先輩が可愛いこと言うから出ちゃったよ」 「あ…篠田ぁ…中気持ちいい…ぐちゃぐちゃにして…♡」 その後も抜かずに篠田はまた大きくなったモノでガンガンに突いてくれた。 俺もそれに合わせて腰がへこへこ動いてしまう。 「あっイクイクイクゥゥッ♡」 やっと射精出来た解放感でめちゃくちゃ気持ちよかった。 そう、俺は出張などでいなくなることのある篠田の代わりにあのディルドを買ったのだ。 イキまくった後でそれをちゃんと説明したら、すっかり機嫌が治った様子で篠田は満足そうに俺を撫でてくれた。 「もう怒ってない?」 「怒ってないよ。先輩やっぱり可愛い。俺が一生大事にするね。怒ってごめんね?」 「うん…」 結局支店長は自主退職ということになった。 元々お偉いさんの息子らしいが、あの通りの趣味なので前に居たところでも問題を起こしていたらしい。 俺は周りにあのことを知られたくなかったから、支店長が辞めるならもうそれで忘れることにした。 篠田のに似てるディルド買うとか俺も相当末期だけど、気持ち悪がられるどころか喜ばれたからいいことにしよっと!

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