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第51話 小山裕二 高校2年生
これは小山の高校生時代のお話です
登場人物
・小山裕二 高2
地味系でお人好し淡々とこなす天才肌 クラス委員
メガネ男子で身長178cm バスケ部の幽霊部員、たまに試合に出ることがある。父親が会社を経営、俗に言う御曹司だ。
・田所南 高2
小山とは対照的なイケイケ黒髪男子 性格もよく転校生なのに昔からいるみたいと評判がいい
帰宅部。家はない。野宿か男の家に転がりこむ。
隠れ男娼。
春
「席につけー今日は転校生を紹介するぞ、入ってこい」
ガララとドアがあき
「ちーす!皆さん初めまして、田所南でーす!!」
「チャラいな…というわけで隣の県から転校してきた田所南だ、皆仲良くしてくれな、クラス委員小山、学校案内頼んだぞ」
「はい」
「宜しくっす!!」
転校生は1日でチャラいやつがきたと学年で広まった
放課後
「この学校広いから迷わないようにね」
「うーん小山はそれ伊達メガネ?」
「いえ、俺視力弱いので」
「いやー女子がそんなこと言ってたから、意外とモテるんだね」
「君ほどじゃないよ」
「まぁだいたい分かったからいいよ案内、俺帰宅部だし教室以外多分使わないと思うから…あっでもサボれるところは教えて…!!!」
「悪いあいにくサボれる場所知ってるのは俺じゃない、他のやつに聞いてくれ」
「まじめちゃんか、まぁいいや教えてくれてありがとな」
「チャラいやつ」
放課後
俺は普段通り 塾に向かい、つまらない勉強を聞いて帰る
22時
ふらふと帰宅する
「はぁー疲れた、なんでこんな簡単な勉強しないといけないんだか…」
髪の毛を触る
ラブホテルが並ぶ繁華街
「ん?あれは転校生?」
ラブホテルから逃げるように出てきたのは転校生の田所南だった
「…ここラブホだよな…まさかな…」
興味ないのでそのまま帰宅する
次の日
田所が腰をさすっていた
「どうした?腰でも痛いのか?」
「え…昨日滑って階段から落ちちゃって腰強く打ったんだよね…」
「元気ないと、女子が困るぞ」
「えー俺そんなキャラかよー」
何気ない会話…
夜
ネカフェでもいいかそこの方が安いしラブホは一人じゃ入れないだろうから
学校からネカフェに向かう
さすがに制服のままで行くと時間制限になるから私服に着替える
椅子固いな…まぁみたいアニメもあったしちょうどいいか
次の日
近くの駅で制服に着替える
「おっはー皆朝の太陽眩しかったね!!!」
「朝から元気いいな、なにかいいことでもあったのか?」
「うーん特には!でもアニメ見てた」
「なに?昨日駅前のネカフェにいたの?」
ヤバい…バレた?
「いやいないけど」
「家で見てたの?」
「うん、そうだよ」
「ふーん」
放課後
塾が終わりまたあの道を通る
「今日はいないか…」
何かと田所のことが気になってしまった
でも
「あっあっ…いっひっ気持ちいぃ」
「え?」
ラブホの脇道からイヤらしい声が聞こえてきた
「あっあっそこもっと」
「下品な子だね、君は」
…まじかと口を抑える
いいこと考えた
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