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第13話

最初は遥輝だけを連れていこうとしたが、他の3人が騒ぐから先に事務所の方へ連れて行かせた 3人を連れていったことに対して遥輝が俺の胸元を掴んで反抗してきた そこで”遥輝が大人しくしてれば3人には何もしないし、手当して明日には帰す”と言えば大人しくなりそのまま家まで着いてきた 遥輝を車に乗せたあと、軽く遥輝について調べる事と闇医者をしている横谷に俺の家に来るようにと連絡するよう指示をした 家に着いたあとも遥輝は多少文句は言うものの大人しくしていた、俺の名前を教えると”お前”から”高峯”に呼び方が変わった、そのうち下の名前で呼ばせるつもり 横谷が来た時は警戒しててなかなか質問に答えなかったり、手当をしようとしたら案の定暴れようとするからCommandを使って大人しくしてもらった 「はるくん、Command出されるの慣れてないみたいだから、少しずつ慣らしてけよ」 手当が終わり帰る横谷を軽く見送りに玄関まで行くとそう言われた 「あぁ、分かってる、ちゃんとcareもする」 今は多分初めての感覚で混乱していると思う あの感じじゃ今までは薬に頼ってたってかんじだしな、少しずつ覚えさせていくか 横谷を見送ったあとは風呂に入るように言った。その間にスマホを回収して、遥輝の着替えを探しに行った。 俺の服を着た遥輝は可愛かった、雑誌に出てるようなモデルなんかよりも遥輝の方が何倍も 夕飯を食べるか、寝るかを聞いたら「寝る」と答えたから寝室に連れて行ってここで寝るように言った その時俺を無視していたから少し低めの声で名前を呼ぶと返事が返ってきた、それに関しては後でしっかりと教え込むことにする やることが終わった俺も風呂に入り遥輝が寝ている寝室に向かった 俺の事を警戒していた割にはこうしてベッドで丸くなって寝ているあたり、警戒心が強いのか弱いのか分からないな ベッドに入って遥輝を腕の中に収めて俺も眠りについた

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