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第12話

俺のGlareに反応していたのは、ガキの中でもボロボロではない1人のガキだった すぐにGlareを抑え、俺が「お前はSubか」と言うと目に見えて動揺していた、他の奴には隠して居たのか周りの奴らは「そんなことは無い」などと言っていた DomがSubにCommandを発する時には名前を読んでから、というマナーがある 全員がそのマナーを守っている訳でもないが俺はマナーを守らないようなくそでは無いからガキに名前を聞いた ガキは俺がやろうとしていることに気づいていないのか不思議そうな顔を浮かべながら名前を言った ”青井 遥輝”その名前を聞いた俺は遥輝に向けてCommandを発した DomからのCommandに逆らうのはSubにとって精神的につらいはずだ、しかも俺はランク的には高い、Commandとしても強いにもかかわらず遥輝は俺のCommandに逆らった 本能で動き出そうとする身体を必死に抑えている姿は俺の視線を奪ったそして、"こいつを自分のものにしたい"そんな感情が生まれた もう一度遥輝に向けて「Come(来い)」とCommandを発した、2度目は逆らえなかったのか屈辱的な表情を浮かべながら俺のそばまでやってきた 少し離れたところにいたから顔がよく見なかったが、近くで見てみるとどちらかと言うと中性的なとても整った顔をしていた、あと身長が低くて可愛い Commandに従った事を褒めて頭を撫でると一瞬嬉しそうな顔をうかべたがすぐに俺の手を払ってきた、反抗的な態度もいい 取り敢えずこのまま遥輝を俺の家に連れて帰る事にした

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