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第38話

「いいよ。輝の好きにしてごらん」  上体を起こし、侑一にはヘッドボードに寄りかかる姿勢で座ってもらう。  興奮で手が覚束なかったが、何とか侑一のジーンズのホックを外し、ファスナーを下げた。  腰を浮かせてもらい、下着ごとずり下げるとまだ少し柔らかい侑一自身が飛び出てきた。  これが後で自分の中に這入ってくるのを想像してごくりと喉が鳴る。  咥内に唾液を溜めて、侑一自身を迎え入れた。  括れを唇で締め付けたり、深く咥えることで硬く育てていく。  時折、快感の溜息が上から聞こえてくることに気分を良くする。 「輝、気持ちいいよ……あぁ……すごく、いい」 「ぅっ、ん、ぁ……」  じゅぷじゅぷと淫靡な音を立てながら、夢中で舐めしゃぶった。  咥内でびくびくと痙攣するように震えるそれは限界が近そうだ。  飲ませて欲しい、と輝はおねだりするように顔を上げて侑一を見つめた。 「可愛い……可愛過ぎないか」  心の声がダダ漏れな侑一に少し苦笑しながら、ジュッと強めに吸い上げる。 「輝、いくぞ。受け止めてくれ」  一際大きく膨れると、びゅくっとたっぷり溢れ出した白濁液を口の中で受け止めた。 「んっ、ぅ、んん」  断続的にこくっこくっと喉を鳴らして侑一の全てを飲み込む。 「ありがとう」  嬉しそうに侑一が微笑んで、輝の頬を撫でた。  一度出したというのに、まだ侑一は硬度を保ったままだ。この先を期待して、輝は潤んだ瞳を侑一に向けた。 「輝もすぐに気持ちよくしてやるからな」  輝を膝の上に座らせると、乳首に顔を寄せ、かぷっと乳頭を食んだ。  そのまま吸っては舐め、あかく腫れ上がるまで交互にしゃぶられる。 「あっ……侑、赤ちゃんみたいに、吸わないでぇ……」 「輝のここ、美味いからいつまでも吸いたくなる」 「美味しいって、何もでな、ぁっ」  一際強く吸われて、びくんっと体が跳ねる。

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