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第5-1話いつも食べるのは勇者

「や、ぁぁ……っ、そこ、は……ッ……」  思わずグリオスが首を振り乱した瞬間、 「はい、ここまでー。約束はちゃんと守るよ、オレ」  緊張感のない声を出したエルジュが頭を下げ、がぶり、とスライムの触手に噛み付く。  その直後、一筋の閃光が左右に走り、触手を伝ってスライムの本体まで駆け抜ける。  シュバァァァッ――さらなる光がスライムを内から刺す。  強く輝いたのはひと瞬き程度。  グリオスの全身を捕えていた触手の感触がすべて消え、支えをなくした体はエルジュの胸へと倒れ込んだ。 「口に魔法を込めて噛み付いて、光の術を食らわせてやったよ。たかがスライム。楽勝だもんねー」  嬉々とした声ではしゃぎながら、エルジュは軽々とグリオスを抱きかかえ、近くの茂みへと連れ込む。  互いにスライムの体液で潤ったまま。解放されたグリオスはハァ、ハァ、と息を乱したまま、未だ快楽の中に囚われていた。 「さあ、助けたご褒美もらうよグリオス。オレもキモチよくなりたい……ほら木に寄りかかって、腰突き出して……すごい眺め。服の下が全部溶かされて丸出しだよ。もしかして先っちょ、ココに入っちゃった?」  エルジュに降ろされ、促されるままにグリオスの体は従順に動き、いかにも誘う体勢を取ってしまう。  ほくそ笑みながらエルジュはグリオスの後孔へ指を捻じ込み、揉み解しながら奥へと粘液を送り込む。  くちゅっ、くちゅっ、と音が鳴る度にグリオスの体が跳ね、甘い声が零れた。 「アッ、ぁ、あ、エ、ルジュ……ッ、はぁ……あぁぁ……っ……」 「前だけじゃ足らないでしょ? スライムの体液って催淫効果があるからね……フフ、腰が揺れてるよ。可愛いー。そんなに強請られたら、いっぱい応えてあげなくちゃね」

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