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ひとりぼっち
いつも身体を重ねる時は、必ず目を瞑る。そして無心になって、気持ち良い演技をする。じゃないと、心が壊れてしまうから。
「っはぁ…はぁっ…っきもち…?」
「うっんっ…っ…」
(あぁ…早く終わらないかな…)
「っはっ…イきそっ……っ……イくっ…!!」
「っゔッ…」
(最悪だ…中に出された…後処理面倒くさいな…)
___________
「はい、約束の5万円。今日はありがとう、可愛かったよ。またね。」
男はそう告げると、近くにあったテーブルの上にお金を置き、ホテルの一室から出て行った。
"可愛かった"の一言に思わずムカっとする。
確かに雪は身長が160cm程度で小柄だ。おまけに、目はくっきりとした二重で鼻も高く、唇まで薄い。肩まで掛からないギリギリの髪の毛は元々色素が薄いのか、クリーム色に染まっていて、まるで人形のようなような容姿だった。
雪は事後の置かれたお金を無心で見続け、"またね"なんて言葉をふと思い出す。
「二度と会うことはないよ、おじさん。」
そう一人で呟き、先程の男の汗や体液を洗い流すために、浴室へ向かった。
男が中出ししたせいで、後処理に時間がかかるし、面倒くさい。これからヤるときはちゃんとゴムしてもらおう。
そう思いながら自分のお尻の穴にシャワーと指を交互に入れる。
男があまり濡らさずに挿れたせいか、ヒリヒリするし、少しばかり流血もしていた。
「…っ…ゔっ…」
痛みが襲い顔をしかめるが、"後から辛いのは自分だ"と自分自身に言い聞かせた。
それからと言うもの、体力と気力もあまり残ってはおらず、フラフラになりながらも自宅へ帰宅し、誰も居ない部屋に自分の"ただいま"の言葉が響いた。
そのまま自分のベットに横たわり、疲れ切った身体は既に夢の中だった。
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